完全に我が家の年中行事?となっている小松の航空祭は
強要無しでも家族全員が自動的に諸々の遣り繰りをつけて予定を空けている。
女子チームは前夜、
『イケメン隊員見つけて一緒に写真撮ってもらおう♪』 とか相談してた(--;)
遅くまでの残業で早起きが辛かったが、
頑張って早朝の北陸自動車道をぶっ飛ばす。
片山津インターチェンジ出口は遥か手前から大渋滞、
そこから空港方向へと向かう下道も当然詰まっているのが見えるので
いつもの様にそれらを横目に走り抜け、小松ICで降りる。
普通に行けるよ。
例年だと指定駐車場からシャトルバスで基地入りをしていたが、
それだと帰りのバス待ちが物凄く大変で、
ショーを最後まで見ていると
ブルーインパルスの最終演技終了と同時に競争する様にバス乗り場へ向かっても
既にとんでもない大行列。
その後、疲れた家族をなだめながら苦痛な1~2時間を強いられる。
プログラム中はやはりエプロンに居て空を見上げていたいし、
お昼休み時間帯の出店ブースは何処も酷い行列で、
美味しそうなものを見つけても購入に辿り着くのが大変。
トイレへ行っても当然大行列だし、
ゆっくりと展示やお店を見て回る時間が、実は殆ど無い。
今年はそれを解消して、時間をフルに有効に使えるように、
もっと航空祭を満喫出来る様に、自転車持っての出動♪
基地東門で家族を降ろしたら、
父ちゃんは一人で車を停めに行って、自転車で基地へ戻る。
隊員に指示されて、スタンド付きのものは空き地に整列させられますが
そうでないものは?
「その辺によし掛けといて下さい(^^;)」 と言われるので、
ワイヤー錠でフェンスに係留。
テクテク歩きながら、家族と合流前に
先ずは展示機を眺めて回ります。
『 P-3C オリオン 』
海上自衛隊の哨戒機です。
敵潜水艦を警戒監視する能力が特に高められていて、
海戦の作戦行動を支え、実はその成否を大きく左右する重要な存在。任務。
正面から見た顔が丸くて何だか可愛いからか、
目やヒゲを動物ちっくに落書きされた画像をネット上で時々見ます。^^
『 C-130H ハーキュリーズ 』
自衛隊がPKO活動で海外へ派遣される様になって
活躍する姿が度々テレビ画面に映りましたから、
この水色の機体が印象に残っている方も多いと思います。
『 U-4 』 多用途支援機。
いいなぁ~ (^^) スマートでカッコイイ姿♪
元々はガルフストリームのビジネスジェット機。
年収如何程でこんなプライベートジェットを所有できるのかなぁ。
『 F-4EJ改 』 名高きファントムですね。^^
私が子供の頃に既に世界の第一線。
旧い旧い機体ですが、様々な近代化改造が加えられ未だに活躍中。
憧れた少年がい~っぱいいたでしょう?
で、その派生型 『 RF-4E 』 は偵察機。
各種レーダー・探査装置、複数の高性能カメラが搭載されていて
(機体のスピードに連動して、写真が流れない!)
雨中・夜間を問わず偵察・撮影が可能で、
災害現場や被災地へも出向いてその機能を発揮します。
『 F-2A 』
戦闘機は文句無しにカッコイイね。
アメリカのF-16をベースに開発された日本オリジナルの機体。
この日は、岐阜基地の飛行開発実験団から参加のF-2が
アクロバット飛行を披露してくれました♪
そして、やっぱコレ、『 F-15 』
その存在感は格別です。
増槽タンクにさりげなく小松オリジナル塗装が施された機体も。
歌舞伎文化の町だからね。
時間と共にどんどん人が増えてきます。
最前部は分厚い人垣ができてしまって、撮影が大~変。
ブルーインパルスの前は一際凄い事になっています。
先日の福井市内パレード以来、ヘリのカッコ良さにも何だかワクワク。^^
航空自衛隊は、当然航空機だけじゃないですね。
花形だけでなくて、色々な役割を担う人がいてこその組織。
航空祭へ来ると、
接客的な任務を担う隊員から、大量のゴミの始末に汗を流す隊員、
人混みに目を配り観客の安全確保に働く隊員、
人々を楽しませるための工夫や働きまで、皆さんが素敵な笑顔で、
普段気づかない様々な事を知るきっかけになります。
若手の隊員は特に、必要以上に誠実な生真面目な対応をしてくれて(^^)
大事なコトだよね。
格納庫内には、ジャッキで上げられた機体が展示されていて
車輪(脚)の出し入れを見せてくれたり、コックピット内が見学出来ます。
私的には、大屋根を支える骨組みの構造の美しさに見とれる。
さて、
航空祭と言えばやっぱこれを見るのが主目的♪♪♪ ^^
自衛隊では、アクロバット飛行とは言わずに、
『機動飛行』又は『飛行展示』と言います。
久々に浴びる大爆音! 気持ちイイー!!!
睡眠不足も吹っ飛ぶ♪
落下傘降下とか、
救難展示とか、
官民共用空港なので、旅客機の離発着に中断されながら続きます。^^;
自分的メインな時間帯が訪れてしまう前に、
『花自動車』の列に並びます。
小さな子供向けの企画 ?
いえいえ、コレに乗ると展示機の間近へ行ける上に
通常の観覧エリアからは見られないアングルへ連れて行って貰えます♪
何だかレトロで可愛い消防車。^^
『 T-400 』
『 U-36 』
ちなみに、軍用航空機に付けられている頭文字のアルファベットは、
使用途の識別を単純明快に表しています。
F- は、Fighter 即ち戦闘機
A- は、Attack 攻撃機 ヘリなどの種別に見られますね
C- は、Cargo、Transport 輸送機
U- は、Utility 汎用を指しますので、支援機などに使われます
T- は、Trainer 練習機を指します
H- は良く知らなかったので調べてみたら・・・
何故か?^^; Search and Rescue 捜索救難機。なぜH?^^;;;
(後日気になって調べ直してみたら、ヘリにつけられているHは
単なる Helicopter でした!^^;)
それと、後ろの方に付けられている『J』は、
アメリカから供給される機体だけど本国とは違う日本仕様ってパターン。
『 CH-47J 』 チヌーク
『 T-4 』
ブルーインパルスもこの機体です。
『 AH-1 』 コブラ
カッコイイ!
『 UH-60J 』
これも相当スタイルが良い♪カッコイイ!
『 U-125A 』
UH-60とタッグを組んで救難捜索にあたるパートナーです。
一心不乱に機体へ群がる観客の視線の先を優雅に走りながら
ブルーインパルスもこんなアングルから眺めながら♪
花自動車は進みます。
Uターン地点を過ぎると、今度は機体を後ろから眺めながら♪
『 T-7 』
チヌークの尻の穴デカ(笑)
あれ空いたまんまなの?
広大なエプロンを堪能して♪
花自動車大満喫♪
翼の美しさが映える後方からのこのアングルに♪♪♪ ^^
小松基地には6つの隊が所属し、
(第6航空団、中部航空施設隊第2作業隊、
小松救難隊、小松管制隊、小松気象隊、小松地方警務隊)
第303、第306の二つの戦闘機部隊があります。
日本海側唯一の戦闘機部隊が所属する基地。
その航空祭とあらば♪
そりゃもう、素晴らしい迫力ですよ♪
素晴らしい爆音の大合唱!ハーモニーに酔いしれます。
大満足で、
お昼休み。
2格(格納庫)内で色々食べて、
ここまでの疲れの蓄積をリセットする為に昼寝して(^^;)
ブルー(インパルス)のつなぎを着ていた彼らにお願いして、
記念撮影♪(およめちゃんが ^^;)
整備員の鈴木政貴2曹(右)と、千葉孝3曹(左)です。
ブルーの整備士は25人程しかいません。
技術系の仕事として、これほどの花形はありませんね(^^)憧れます。
この道のエリートだ。
(ちなみに・・・ ^^; ウチの末っ子、被っている愛用している帽子は同じもの)
午後はいよいよ、ウォークダウン~お見送り♪
テイクオフ!
ここから先の30分間余りは、流石と言うべきでしょう。
演技課目が切れ目待ち時間無く組み立てられていて、
次々と繰り広げられるショーに目が釘付けです。
何度も見てきたブルーの演技ですが、
妻も同様の感想でしたが、今年のキレは素晴らしかったです。
ブルーインパルスは東北宮城県の松島基地所属。
震災によって津波に水没した基地ですが、
ブルーインパルス本隊は当時偶々スケジュールにより九州に居て難を逃れ
1機だけの被害で済みました。
隊員は陸路で直ぐに戻り、行方不明者の捜索や食糧支援に当たったそうです。
当時、松島基地では戦闘機も含め28機の機体が水没し被害を受けましたが、
ブルーがほぼ無傷で残ったことは本当に奇跡で意味があったと思います。
もしこの機体が失われていたら、
震災復興を差し置いて
再び機体を購入しての最配備など在り得なかったでしょう。
その後、復興の進行に伴い
地元近隣の商工会で署名活動が行われたり、
東松島市議会では意見書が採択されたり、
ブルーインパルスの活動再開は地元民の悲願となって
計らずも復興のシンボル的な存在となりました。
地元への帰還を果たし、再び東北の空を飛んだのは2年後の事です。
傍目には復興予算云々が議論される中、無駄遣いと言われても仕方が無いが
地元では誇りを取り戻し元気の素になる為の存在でもある・・・
そんな複雑な立場から、
存在そのものを問いただし、活動へ取り組む真剣さもこれまで以上なのでしょう。
ちなみに、ブルーの隊員の任期は、3年間限定です。
そんな思いで眺めます。
まあ、
理屈はいいや。^^
心から楽しませてもらおう♪
背後からどひゅーん!と飛び込んできて、
ぎゅ~うううぅぅぅ~~んんんと
現場の臨場感、迫力は凄いです。
これも日本の誇り。
精密な演技に盛大な歓声が上がります。
青空でないのが本当に残念・・・。
ちなみにコノおっさん二人(↓↓)
脚立・椅子・三脚諸々が禁止されたエリアなのに、
持参した組み立て式の台?の上に載っていた二人組。
(脚立でも椅子でもないからOKとか言うのか?おい、おめぇ。)
周囲から大ひんしゅくを買っているのも全く気づかず・・・
気付いていても平気なのか・・・
大馬鹿野郎。
背後に居た数十人は皆イライラしてたぞ。
こんな大人になっちゃダメよ。^^
ハート♪
お花が咲いて♪
お星様♪
♪♪♪何度見ても凄いや♪
最終課目終了のナレーションが流れると、
皆一気に、ドッと帰り始めるのだけれど、
波が引く様な人の流れに逆らって、エプロンの先へ先へ遡って行く人々。
その、相当な、熱烈な、『好き者』に出迎えられて、
ブルーが帰還。
物凄いぎゅうぎゅう詰めの密度の中で、子供を持ち上げて見せたり・・・大変^^;
再び機体が綺麗に整列して・・・
花束贈呈とかあって、
降りてきたパイロットが建物の方へ戻ろうとするのだけれど・・・
もう、たいへん(笑)
握手攻めサイン攻めで揉みくちゃです(^^;)
ヘタなアイドルより凄いですよ。
猛烈な人気でした。
帰りのバスを気にしなくて良いお陰で、
今年はのんびり満喫できる。
余韻に浸りながら・・・
来年もまたよろしくね。^^
そうこうしている内に、
終了時間を予告するアナウンスが流れて・・・
基地外からやって来ている展示機は帰投準備作業が始まります。
こんなのをゆっくり眺めるのは初めて。
飛び立ってゆく航空機は
滑走路上空を再びパスしながら、
バイバイ♪と手を振る様に、翼・機体を左右へ振って独特の挨拶をしてくれます。
それが慣例。
航空祭が終わった後のこの時間帯は、それが見られるのも楽しみ。
そんな感じで、
余韻を満喫しながら、
グッズのお店を物色しながら、
秋吉の焼き鳥も買って(ここでもか!笑 ^^;)
大満足で基地を後にしました。
父ちゃんが先に自転車で出て、
後から出てきた家族を車でピックアップして、
スムーズに帰投♪
今回はゆっくり出来たので、
こんなモノもゲット♪
ドラマ、『空飛ぶ広報室』 第4話で
空井2尉が稲ぴょんに送っていた通称『エレメントボールペン』
ドラマ中では緑と黄色でしたが、それは売っていませんでした。
お嫁ちゃんが選んだのがコノ2本。
百里基地の305飛行隊バージョンと、飛行教導隊(アグレッサー)バージョン。
百里はドラマ中何度も登場した、ロケの部隊。
アグレッサーは日本の戦闘機部隊のエリート中のエリート、頂点。
我がお嫁ちゃん、流石です v(^^)
そんなこんなで、
大満足の航空祭でした。
めでたし。
ツ カ レ タ 。 ^^;
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