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2013年12月 1日 (日)

秋の京都 家族ポタ 前編



       

早朝の未だ暗い福井では雨が降っていましたが、

AM8時、予定通り晴天の京都に降り立って、自転車を組む。

みんなニコニコ良いスタートです。

 

七条の橋で鴨川を東へ渡り 8:27

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先ずはお嫁ちゃんのリクエストで『三十三間堂』です。

敷地に入ると作務衣姿の方が笑顔で挨拶をしてきてくれて、

駐輪場を案内して下さいます。

自転車の係留はこんな感じ。

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出来るだけコンパクトにきっちり重ねて、ワイヤー錠2本でくくります。

8時からだと思ってやって来たのですが、冬時間の入場は9時からだったので

掃除に励む方々の姿を眺めながらゲート脇の待合所でお喋り。飲み食い。

20分程の待ち時間です。

その間次々とタクシーがやって来て、どんどん人が増える。

発券所前に列が出来始めるが、楽観的な我が家は気にせずお喋り続行。

やがてバスが二台到着して一気に人を吐き出したが

末っ子がバスに喜んでハシャいだくらいで、我らは全く腰も上げず(^^;)

ウチの家族って(笑)

ゲートが開いて、ようよう列に並んだ。

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大人は、小学校の修学旅行以来の三十三間堂。

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記憶にあったよりも仏像が大きくてスケール感が素晴らしかったです。

壮観な堂内に圧倒されます。

殆どが鎌倉時代の作ですが、平安期のものも百体以上あります。

(↓撮影厳禁なので、ネット拝借画像です↓)

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国宝の数も凄い。

中心に座す大きな本尊の千手観音は全く記憶に無かったけれど、

それも素晴らしかったです。

子供と一緒に、脱帽して、お賽銭を御上げして御参り。

 

少々人が多かったですが、堂内の空気感は充分堪能できました。

その後、境内を歩きます。 外は人が少なく静か。

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江戸時代に各藩の腕自慢が競った『通し矢』は、この堂の西側の

この縁で行われました。これは習った小学生の時から記憶にあります。

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約121mあるそうです。

縁の北の端に的が置かれ、

南端から矢を射り、軒(天井)に当たらぬ様に通すのです。

矢で痛まぬ様、柱の南側は鉄板で覆われています。

通し矢の中でも一昼夜にわたって行う持久戦の『大矢数』が有名で、

過去の最高記録は総矢数13,053本中通し矢8,133本だそうです。

よくワカランけど、めちゃくちゃ凄い。

長男も、その解説を読んで超びっくり。

 

砂利を踏み締めて歩きながら、昨晩から今朝の疲れをこの境内で癒しました。

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徐々に日が高くなり始めて、青空が濃くなってきて嬉しい。

 

東山七条~東山五条へと北上して

清水寺の参道方向へ五条坂を登って行きます。

人が多いので押し歩きです。

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上り坂ではいつもお嫁ちゃんが遅れます・・・

松原通との合流で待っていたら、

早くもお嫁ちゃん、一発目からかさばる戦利品(バームクーヘン)を持って登場。

ニコニコ顔で手渡され、私の背中のリュックへ(TT)

 

清水寺へは行かず、産寧坂(三年坂)~二年坂~へと下ります。

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末っ子の自転車は父ちゃんが下ろす。女子がんばれ!

 

清水寺への人混みから離れて

この通りの雰囲気が観光地としての京都らしいと思うので

それを家族に味あわせてあげようと、

自転車同伴ではちょっぴり辛いと分っていて連れてきた(^^)

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まあ、坂の街だけど、階段はちょっとだけだよ。^^

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良い雰囲気の場所。

女子は気になるお店がいっぱい在りそうだけど、引っ張るように先を歩く。

 

坂本竜馬の墓へと続く坂を横切って『ねねの道』へと進み

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『八坂神社』へ 10:10

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ここでも御賽銭を御上げして御参り。

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「なんか、お正月みたいだね。」(^^)

 

桜で有名な円山公園を抜けて行きます。既に落葉し切っていました。

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『知恩院』のドデカイ門を眺めながら神宮道を北上すれば

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ドデカイ朱塗りの鳥居が見えてきて、

それをくぐった先の行き止まりが『平安神宮』 

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子供はどうせ修学旅行で寄るし・・・パス。^^;

 

東の岡崎通へ出て北上し、

京都守護職の本陣だった黒谷(会津藩士の御墓が在る)を抜けて行きます。

昨年は改修中だった三門も綺麗にそびえ立っていました。 10:40

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『金戒光明寺』境内を抜けさせていただき、

その直ぐ北の『真如堂』へ。

昨年も来ましたが、紅葉といえばやっぱココがお気に入りです。

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今年は既に結構散り始めていました。来週はもうダメかも。

良いタイミングで良かった、間に合った。やっぱ京都来て正解♪

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ホント、ここの紅葉は凄いや。

無料拝観で超贅沢♪

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何処をどう切り取っても絵になる。

私も妻もシャッターを切る指が止まりません。

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これぞ紅葉!これぞ秋の京都だね。^^

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満腹まで堪能したら、

丘を下って白川通へ出て、更に北上します。 イチョウ並木が美しいです。

 

目は満腹でもお腹が空いてきたので

途中でパン屋休憩。 11:15

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スコーンが美味しかった♪

 

京都造形芸大の前を通り過ぎ、白川通と曼殊院道の交差点を右折。

坂を登ります。

私と長男は平気ですがその他3名がダメなので(^^;)

みんなで自転車を降り押し歩きで登って行きます。

 

次の目的地は、お嫁ちゃんリクエストで『詩仙堂丈山寺』です。 11:40

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お寺というよりは『庵』の風情。

江戸時代初期の文人石川丈山という方の山荘跡だそうですが、

現在は曹洞宗大本山永平寺の末寺です。

私は岐阜出身ですが実家は曹洞宗。で、本山永平寺の在る福井住まい。

ココをリクエストした妻はその事を分っていないでしょうが、縁があります。

 

市街中心部からは随分離れた場所ですが、人気があるようで

多くの方が訪れていました。それもそのはず、

実は、あのダイアナ妃も

当時の夫であったチャールズ皇太子と一緒にここを訪れていて、

その時の写真が飾られていました。

同じ間に上がらせていただき、お庭の眺めを愉しみます。

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皆言葉を発せず、静かに時間を過ごします。

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自然とそうなる雰囲気の場所です。

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その時間を愉しんだら、お庭へ。

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立派なお寺の境内とは違って、こじんまりとした空間ですが

人の手が入っているからこその美しさだなぁと思いました。

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その、人の手の気配や作為が時々感じられるのが良いです。

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日本だなぁ。

紅葉も単一の赤ではない。奥行き。

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静かな山間の空間に突然音が響く。

子供達、初めて体験する、初めて見る『しし脅し』に興味津々です。^^

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そんなに面白いかい?^^

 

ここでは、

より凝縮されたニッポン的お庭の秋を堪能しました。

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来た道、曼殊院道を下ったら

白川通には戻らずそのまま曼殊院道を西へ直進します。

叡山電鉄の踏み切りも横切って、もうちょっと行った先にこんな本屋さん。

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『恵文社』 以前から一度来てみたかった本屋だったらしく、

女子のテンションの上がり方が物凄くて、嬉々として店内へ消えてゆきました。

覗き込むと、暖色系の灯りに照らされた店内は確かに素敵な空間。

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雑貨屋も一緒になっていて、こりゃぁ・・・時間掛かるな(^^;)

男児は外でお喋りタイム。

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ハラヘッタ・・・ 12:30

 

本ばかりじゃなく、嬉しそうに器も携えて女子二人が出てくるまで、

男児達は文句言わずによく待ちました。

 

まあ、

時間を使うってのも、それも贅沢な時間だ。^^

 

「割れ物だから気をつけてね♪(^^)」と、

私の背中に更に荷物が詰め込まれて・・・(TT)

 

後編へ続く。

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