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2013年12月 1日 (日)

秋の京都 家族ポタ 後編

前編を書いてしまってから気付いては遅かったのですが・・・

思いっ切り 『秋の~ 』 と題を付けてしまったものの、とっくに暦は冬ですね。^^;師走だし・・・

そんなこんなで、続きです。

      

本屋さん(恵文社)を後にして、

曼殊院道~東大路通~北大路通~で、白川疎水・高野川・賀茂川を渡って西進。

北大路通を3Km程走って大徳寺通までやってきたら、

駐車場の整理をされていた方に

今宮戎へ境内を押し歩きで通らせてもらって良いですか?と尋ねると

「う~ん・・・今日は人が多いから・・・」と少し困った顔をされたので

素直に遠慮して、

「じゃぁコッチ(境内の北回り)から行きます。(^^)」と答えると

「ごめんなぁ~。えびっさんで美味しい炙り餅でも食べてってな!(^^)」

と、我らの後ろ姿に大きな声を掛けながら笑顔で見送ってくれた。

                

大徳寺北を今宮通で西へ進めば、程なく『今宮(戎)神社』 13:10

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食ってから参るのか?参ってから食うのか?

どちらが正式なのか分りませんが、腹ペコなのでとりあえず食います。^^;

門前にあるお店は平安時代頃から在る日本最古の和菓子屋だそうで、

『あぶり餅』が有名な名物です。

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あぶり餅は、きな粉をまぶした一口大のお餅を竹串に刺して焼き、

白味噌のタレをかけたものです。

竹串は今宮神社に奉納されたものを使っており、

このお餅を食べることで病気・厄除けの御利益があるとされています。

                    

店先で炭火で焼いているのが見られ、更にハラペコ増長増大。

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きたぁ~~~おいしそ~~~

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名物に旨いもの無しなんていう言葉もあるけれど、

旅はやっぱ、土地ならではのもの食わなきゃね♪

美味い♪美味い♪ いくらでも入っちゃうな。

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やっとお腹が落ち着いて、

やっと境内へ。

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きな粉とタレを手水で清めたら

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お参り。

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御利益ありますように~

                   

毎月1日は境内に市が立つようです。ちょっと賑やかで楽しいね。

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少しフラフラと見たら、

再び自転車に跨って移動開始。

                  

北大路~千本通~今出川の上七軒から風情在る町並みを抜けて進めば

『北野天満宮』 13:50

露天が軒を連ねていて、参拝者も多くて、ホントにお正月みたい。

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またまた順序が逆な気がしますが、参拝前に小腹満たし?^^;

末っ子はフランクフルト。長男はみかん飴。長女はブドウ飴。

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父ちゃんはゴミを持つ係(--;)

     

随分ゆっくりしてしまったので足早に御参り。

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子供達、お利口さんに育ってくれますように。

       

境内を出る前に、お嫁ちゃんはまた何んか買って食ってるし・・・

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中々進まないね(^^)

   

五辻通で千本通に戻って少し北上、

少し細い道の鞍馬口通に乗って東へ走ります。

    

何の店? そう、この建物の面構えは・・・

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なんと、古い銭湯を改装したカフェです。 14:35

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脱衣場と浴室は板張りのフロアになってテーブルが並べられていて、

男湯と女湯を仕切る壁は中程まで壊されています。

向こうは食事を頂く方々、コッチは喫茶の人達。

番台は取っ払われていましたが、場所や大まかな造りはそのままで、

当時のままと思われるタイル張りの壁には洗い場の蛇口を外した穴が並ぶ。

天井には湯気を逃がす天窓の空間もそのまま。

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江戸っ子の銭湯と違って壁絵の富士山はありませんでしたが。。。^^

若い独り暮らしの頃、一人分の風呂を沸かすのは不経済で

こんな建物の銭湯へちょくちょく行っていたので、何だか懐かしくてほっこり。

子供にはこの良さが分ったのか?伝わらなかったのか?

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何か、不思議な空間で楽しいね。^^

子供はジュース。大人は美味しいコーヒーとビスコッティ。

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良い時間でした。

     

まったりと時間を使い過ぎてしまったので、堀川通へ出て一気に南へ戻ります。

銀杏並木が見事で美しい。立ち止まって写真を撮っている人を二人見た。

大通りで、歩行者がそんなに多くなくて歩道も走り易い。

更に、堀川今出川から南はその名の通り堀(川)が平行していて、

東側に広い側道(東堀川通・一方通行)が走っているので

南進方向は非常に効率良く進む事が出来る。

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二条城の前を走り抜け、

五条のR1は横断歩道が無いので一筋東の西洞院通へ入って裏路地を進む。

突き当たれば京都駅だ。 16:00

    

駅ビル西駐輪場へ直行して、女子チームはここで一旦自転車を格納。

頑丈な鉄格子の自動ドアのハイテク駐輪場。

1台150円ですが、駅ビルでお買い物すれば無料になります。

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ここで分かれて、女子チームは伊勢丹へお買い物に出発!

男子チームはもう少し自転車で走って『梅小路公園』へGo♪

       

本当は長男は水族館へ行きたがっていましたが

少々時間が遅くなってしまい、

残念ながら入場券の販売が丁度終了したところ。

「またいつでも来れるよ(^^)また来ようよ♪」 って慰めて、

直ぐ隣のもう一つの目的地へ。

父ちゃん的にはココが今日のメイン♪♪♪

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『梅小路蒸気機関車館』 16:10

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子供への説明無しに連れて来ましたが、

この眺めに、彼等も一気に!急激にテンションアップ!!!

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転車台を中心とした扇型車庫、旧二条駅舎が昔の佇まいのまま残されています。

17形式19両の蒸気機関車が展示保存されていて、

実際に走行可能な状態に整備維持されているものも複数。

毎年春秋に米原~木ノ本間を走る観光SL「北びわこ号」もここからやって来ます。

    

余りにも素晴らしい空間。空気感で満ちている。(↓拡大します)

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贅沢過ぎる、壮観な迫力の眺めに

長男のテンションメーターはレッドゾーンで、DSでの写真撮影が止まりません。

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男の子にとっては、夢の様な場所♪

     

(↓拡大します)

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一度にこれだけの車両が並ぶ眺めは、

ここ以外では絶対に見られないでしょう。

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鼻先にはクリスマスリースが飾られていました。^^

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リアル・トーマスの世界♪

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敷地内を隈なく散歩します♪

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車庫内では車両を間近に見て触れることが出来ます。

デッカイ動輪♪

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機関車の屋根を見下ろすこんなアングルからの眺めも堪能出来る♪

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火を入れた状態でもOKな様に、

(機関車の)煙突上には(建物の)煙突があるんだね。^^

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運転台に座って父ちゃん御満悦♪ 男の子に戻っちゃう(笑)

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ココで石炭を燃やすんかぁ~

思ってたより狭いなぁ~

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くぅ~~~カッコイイーーー!

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Nゲージのジオラマで遊んだりして、

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たっぷり堪能したら、

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資料展示館になっている駅舎の方へ戻る。

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レトロで素敵。

展示も勿論興味深いが

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男児の気持ちが向くのはやっぱこんな場所♪

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空想に浸って運転楽しんでね(^^)

    

スコップで石炭を投げ入れる重さを体験できるコーナーも

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楽しいね(笑)

  

機関車をどうやって走らせるのかを解説したビデオ展示に長男釘付け。

私も一緒に見入る。

詳細な構造の仕組みを改めて学んで、良く出来ている事に感心しつつも

なんてシンプルで原始的なのかを再認識。^^

D51など大型の機関車では

火入れから始まって充分に蒸気圧が上がって走行可能になるまで

なんと4時間も掛かると知って驚いた!

     

D51は、1Km走行するだけで

石炭40Kgと水100リットルを消費する!

脅威の低(効率)燃費!!!(TT)

石炭10トン・水22トンのテンダー型というのが定番だそうですが(D51もこれ)

全能力で蒸気を吹かして登るような区間だと、50Km程しか持たなかったそうです。

蒸気を使わない「絶気」運転が多い平坦線でも100kmが限界だとか。

福井で言うと、今庄~敦賀間が坂道連続の難所だったので

それに備えて水と石炭を補給したのが今庄駅。

その作業待ち時間を有効に使うために有名になったのが『駅そば』です。

     

お勉強を終えたら、

時間一杯満喫したら、また自転車に乗って京都駅へと戻ります。

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駐輪場のゲートで女子チームと待ち合わせて・・・

また待たされる(--;)

嬉しそうに買い物袋を提げて小走りにやって来た女子チームが

笑顔で楽しそうだったので、許す。

    

自転車押しながら、名残を惜しむように

巨大ローソクを眺めながら、すっかり日の暮れた駅前を歩いて。

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人混みを抜けたら裏路地走って、

無事、車へ戻る。 17:30

     

家族は、伊勢丹調達のグルメを車内で広げて楽しそうにパクパク・・・

を、横目に、

父ちゃん頑張って自転車を撤収(TT)

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名古屋コーチン頬張りながらハンドルを握って

帰路へと就きました。 18:00

   

案の定、東インターへの道は渋滞で

ゆっくり骨付き肉食べる事ができた(^^)

    

大津SAで夕飯。

駐車場は満車、レストランも席取りが競争。

相席になった隣の方の会話が聴くとも無く耳に入ってきて・・・

「嵐山に着いたのが10時過ぎでさぁ、

 そこから駐車場に入るのにも大渋滞で1~2時間掛かってさぁ、

 とにかく人が多くて歩くのも全然進めんしさぁ、

 観光できたのが結局12時半過ぎくらいからでぇさぁ~

 なんかあっと言う間に一日終わ~~~」 ・・・って(^^;)

    

やっぱそうなのね。   

我等の一日を振り返りながら比べて、

やっぱ、自転車って、ホント優れた移動手段だなぁ。。。って改めて実感。

   

帰宅はジャスト22時。

    

今回の観光ポタコースはこんな感じでした。

30Km超。早朝~日没まで長~い行動時間。

自転車も小さく体力的にハンデのある末っ子には少々キツかったかなと思います。

でも、帰宅後一緒にお風呂に入っていたら

「おとーさん、きょうは楽しかったね(^o^)」 って何度も言ってくれて・・・。

ホント、

楽しかったね。^^

ホントぅに良い1日でした。

めでたし。

   

ツ・カ・レ・タ・・・(^^;)

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コメント

こんばんはぁ~。

予告編、準備編、前編、後編ととても楽しく読ませて頂きました。
いやぁ~本当に充実した楽しそうな様子が目に浮かびますよ。
ご家族もさぞ楽しく満足されたことでしょう。
特に後編の変化にとんだ内容に羨ましさを感じてしまいました。
特に今宮戎神社のあぶり餅は先日も池波正太郎にちなんだ番組でも
本当に美味しそうで食べたいと思ったものでした。
そして梅小路蒸気機関車館、ここはいつか行きたいと思っている所
息子さん達のテンションが上がるのはもう当然でしょうね。
京都は自社仏閣は勿論のこと、その外にも数え切れない位の
見所があって本当に良いところですね。

また沢山の良い思いでが出来ましたね。
お疲れ様。

投稿: A-FOCUS | 2013年12月 4日 (水) 21時10分

A-FOCUSさん、こんばんは。

まだまだ他にも見たい場所行きたい所が色々とあって
本当は一泊したかったところでしたが、
許された時間にはしっかりと限りがありましたので(^^;)組み立てに苦心しました。
女子は特に行程の進行が思いのほか遅く(笑)
普段自分で自転車観光する様な感覚では全くダメでした(笑)
でも、子供と女子は 『楽しむ』 のが本当に上手ですね。^^
子供と一緒だと「今かっ!?」ってタイミングでトイレ探しが始まったり(笑)
イレギュラーな事が色々起きるものですが、
まあ、楽しかったです(^^)

池波正太郎は剣客商売が大好きで、同じ話でも何度も読んでしまいます。
他の作品でもそうですが、食べ物の取り上げ方というか登場のさせかた(シーン)が本当に絶妙で
更にまた登場人物が本当に美味しそうに食べるんですよねぇ(^^)
メニューとしてはそれが只の貝の汁だったりするのですが、自分も今直ぐ口にしたくなる様な・・・私が食いしん坊だからでしょうか?^^;
あぶり餅は、素朴で特別な物でないところが尚更良いのかもしれません。
私は赤味噌の八丁味噌で育ったので白味噌の京都の味は少々控え目に感じますが、餅+きな粉+白味噌のシンプルな構成は飽きのこない、『いくらでも食べられる』感じです。^^

機関車、本当に素敵でした。
でも、京都を選んでしまったお陰で県立美術館へ行けなくなって、
少々心残りなのですが・・・

投稿: Fumi | 2013年12月 4日 (水) 22時38分

イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~イイナ~~

私も家族でこういう旅がしたいんです~~

まだ我が家は下の子が自転車無理(アブナイ)なので
ポタ観光旅行はもう少し先になりそう


Fumiさん家の末っ子君は何年生でしたっけ
確か息子の1学年上だったような???

凄いですね!走行距離30kmって
気持ちがアゲアゲだと子供でも30km走れちゃうんですね


それにしても短時間に多くの場所を回られましたね・・・スゴイ~
段取りもそうですが地理的に詳しくないと出来ませんね

こんなに具沢山で楽しい旅行だと子供達「また連れてけ」って言うんじゃないですか?

お父さん益々忙しくなりますね

お疲れ様でした

投稿: taizo | 2013年12月 6日 (金) 17時47分

taizoさん、どほも~
家族でのこんな時間は本当に嬉し楽しですね。^^

我が家の末っ子は5年生です。随分おぼこいんですケド(笑)
ブレーキ上手く使えないし、
楽しそうにキョロキョロして頭後ろ向きのままペダル漕いだり(笑)
やっぱ子供は危ないです(^^;)

でも、
私が前にいる時は常に背後には長男。列の最後尾にはお母さんが居てくれて、その間に末っ子と長女。背中の後ろではちゃんと末っ子をガードしてくれている安心感がありました。^^
『前を行く者は積極的に危険を見つけて、積極的に後方へサインを送る』ということ、『歩行者を守る』という事は今までも意識して長男に教えて(やって見せて)きましたので、この日は時々先頭を長男に任せて私が後ろへ下がって、他の家族と喋ったりじゃれたりしていました。^^
とはいえ、頼りにしている長男もまだ末っ子と年子の6年生なんですが。^^;

距離的な体力面でも、子供は親が思う以上にハイポテンシャル♪
大人の想像力の範囲内の事は大概何でも大丈夫ですよ(笑)きっと(^^)

まあ結果的に、やっぱ想像通り、
お母さんが一番ヘロヘロだったのに(笑)お嫁ちゃんも相当楽しかったとみえて
子供は勿論、女子チームも、またどっか次のコースへ行きたそうです

投稿: Fumi | 2013年12月 6日 (金) 23時07分

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