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2013年8月16日 (金)

おうちへ帰ろう

 

5時半起床。

台所でガサゴソやっていたら母が起きてきて朝食を作ってくれた。^^;

腹一杯食う。

 

運転苦手で方向音痴なお嫁ちゃんに無理無理無理をお願いして m(__)m

帰りは自由にさせて貰う。

自転車持ってきた♪

 

6時半。出発。

両親が見送りに出てきてくれた。

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じゃぁ。 ^^ また。

 

自宅と実家の自走往復は、二年前に往路をやったので

今回は帰路で遊ぶ。

本当は往復共使って楽しみたいが、それだとお嫁ちゃんがキレる。^^;

今回はこんなコースで帰りました。

 

早い時間で交通量も少なく

(県)31号西向は路肩のスペースも充分で快調♪快調♪

墨俣のお城を眺め、長良・揖斐両河川を渡り、

旧い町並みや水路の風情が残る大垣の街(松尾芭蕉の奥の細道終焉の地です)

を抜け、R21号で垂井へ。

 

実家から福井へ戻る際には必ず立ち寄る『南宮さん』へ。

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南宮大社は美濃国一宮。平安時代以前からの古いお宮さん。

関ヶ原の合戦で一旦消失しましたが、徳川家光が再建しています。

その、江戸時代の建築物が多く残り

国の重要文化財多数です。

我が家(私)は子供の頃から訪れていて、受験の時の祈願もここでした。

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私も、家族も、道中無事でありますように。

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心置きなく、美濃を発つ事が出来ました。

 

関ヶ原の街を抜け、

中山道に沿って西進します。

垂井から西、米原までの間に

垂井宿~関ヶ原宿~今須宿~柏原宿~醒ヶ井宿~番場宿 と続き、

番場宿へ(旧街道の)北陸道が繋がっていました。

現在でも、北陸自動車道と名神高速を結ぶジャンクションは

番場宿跡の直ぐ隣にあります。

 

国道21号線は大変交通量が多く楽しめる道ではありませんが、

関ヶ原を抜けると道幅が広くなって路肩も充分。

決して走り難い訳でもなく、時間・距離も稼げるので

先を急ぐ行程ならばそのまま進むのが良いでしょう。

でも、折角なので、

旧街道を楽しみます。

 

中山道は自然の地形に沿って、山の麓や谷を縫うように蛇行しています。

そこへ、後から付けられたR21のバイパスが直線的に乗っかっているので

旧街道は右へ左へとぶつ切りにされている。

その道の光景は少し悲しい感じなのですが、

その分、旧道へ侵入する車は、そこで生活をされている方のみなので

とても静かで良い。

史跡としての標は在ったりするものの、

決して観光地化されて賑わっているエリアでは無いので

自分なりの旅が楽しめます。^^

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関ヶ原と今須の間の不破には、

江戸に中山道が整備される遥か以前から重要な関所がありました。

畿内(都を中心とするエリア)を守る為

東海道の鈴鹿関、北陸道の愛発関、古代東山道の不破関は

三関と呼ばれ重要な場所でした。

当時は、これらの関より東が関東。

 

関守の屋敷跡は、今は民家になっていて、表札が掛かっています。

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今須宿を過ぎ、

滋賀県に入った処の長久寺という土地は

昔も美濃国・近江国の境で、

境界の細い溝を挟んで建つ両国の旅籠に宿泊する者が

壁越しに話ができたそうです。

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集落内を抜ける街道の道も、良い雰囲気です。

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その先が柏原の宿。

ここは長く大きな街並で、流しながら走るのが気持ち良かった。

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宿場を抜けると、山裾に沿って緩やかな弧で進む道。

楓並木があり、秋の紅葉が美しそう。

 

残念ながら街道はモーテルの裏で国道に合流してしまい興醒めだが、

この部分の国道は道幅が非常に広くて、西へ向かって下り坂なので

爽快にぶっ飛ばす。

 

次は醒ヶ井の宿

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清らかな水が豊富な土地で、

宿場内を流れる地蔵川の清水は日本書紀にも登場する程の歴史です。

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透明度抜群の清流に、梅花藻が群生しています。

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風が吹くと、散ったサルスベリの花弁が流されてゆき

大変優雅でした。

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集落から奥へ渓谷を遡った先には大規模な養鱒場があって、

水族館や資料館、食事処や釣堀もあります。

私も子供の頃に家族で遊びに行った想い出。

 

米原ICからは天野川を北へ渡って坂田を抜けて、琵琶湖へ出ました。

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あ、暑~~~

この辺りからは、酷暑ライドになってしまいました。

 

湖岸道路をチンタラ北上し、9時半に長浜城。

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湖岸は、良い眺めの道ではありますが

やはり単調で変化に乏しく、炎天下は辛いです。

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道の駅『湖北みずどりステーション』で休憩した際、

デジカメのバッテリーが切れてしまい、

テンションが急降下しました。

以下、携帯にて撮影です。

 

ここまでで、 500ml ペットボトル3本消費。

とにかく暑い。

 

この辺りから、

出発した妻から道を尋ねるメールや電話が度々。。。^^;

 

木之本のセブンイレブンで 500ml PET3本を購入し、背中のリュックに格納。

余呉から北国街道を北上し、栃の木峠越えで福井県を目指します。

木之本から県境へは延々ダラダラ登り&激坂で

夏場にこの道を選ぶのはどうかとも思ったが

交通量が少なくトンネルは無し、安全度は高い。

途中に集落も在って単独行でのリスクを考えた場合妥当だろう。

他には

・郡上周りの油坂峠

・温見峠での県境越

・国道8号敦賀経由

が選択種にあって、昨晩までは温見峠に大きく心が傾いていたが

今の私の体力、この酷暑では、行かなくて正解だったと思う。

何より、温見峠は完全に携帯圏外だから

お嫁ちゃんから頻繁に入る電話の応対が・・・(T。T)ナビ使え~

 

栃の木峠の手前、

椿坂峠を越えて中河内集落へ出る手前の切通しにある湧き水は

整備され直して新しくなっていました。

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冷水で顔を洗い、腕や頭にたっぷり掛けて

しばし元気復活。

 

えっちら、おっちら、

 

フラフラ、フラフラ、

 

どうにかこうにか、

峠到着!

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丁度お昼

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とにかく暑い。

 

後はもう、

ばびゅ~んと下って、

惰性でダラダラ進みます。

 

ここのところ随分と身体を甘やかせ過ぎていて

私は既に、

自転車乗りの身体ではなくなってしまった様です。

120Kmを過ぎた辺りで既に

お尻が痛くて仕方が無い(TT)

脚力不足で、ペダルへ伝えるべき荷重に脚が応え切れなくて

体重がお尻に残り過ぎなんだね(TT)ドッカリ座っちゃって

 

登りで売り切れた脚の回復を待ちながら

クルクルクルクル・・・

 

失意の惰性状態でどうにか進んでいた今庄~南条あたり

向こうからやってきた自転車が、擦れ違いざまに・・・

超可愛い女性ライダー♪

超超可愛い笑顔をこちらに向けてくれて♪♪

超超超可愛い仕草で手を振ってくれたぁー♪♪♪

何で?(*^^*;)

周囲を見ても、どう考えても、自分への笑顔。^^;だとおもう、たぶん。

何で?

知り合い?^^;

何で?何で???

とっさの事に、嬉しさ半分驚き半分以上で、^^;

慌てて右手で挨拶したけど

微妙に間に合わなくて、

まるで 『シッ、シッ、(あっちいけ)』 ってしてるみたいになってしまった(ToT)

あ、あぁ~~~折角の出逢いがぁ~~~(TOT)

 

そんなこんなで

微妙に失意な出来事でしたが

あの笑顔を貰えたお陰で一気に脚が復活し(^^)

無事帰宅できました。 15:20

 

500ml 7本 に加え

350ml 3本 も消費したのに、小便はたったの1回。

全く食欲が湧かず、補給食は無し。

まあ、スポーツドリンクもビタミン飲料も相当量の糖分が入ってるだろうから

点滴打ちながら走ってたようなモンなのかな。

 

帰宅したら直ぐにエアコンつけて、

速攻でシャワーを浴びて、

倒れ込みました。

更に扇風機の風を浴び続けたのに

火照った身体が中々冷えてこなくて、いつまで経ってもリセット出来なかった。

家族はお嫁ちゃんの実家へ行っちゃったので

『すきや』で夕飯を済ませて、

山盛りの酒を買って帰宅しました。

 

めでたし。

超疲れたし。

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コメント

イイですね~~~
こう言うの大好きです~


ルート・ラボでコース見ながら読ませていただきました
てっきり365号を通って帰って来たと思ってました

毎年行かれている南宮大社って、そこに在るのか!って

やっぱり地元の方ですね!
地理に強い

一度、案内して貰いたいですよ~

お疲れ様でした・・・特に奥様の運転

投稿: taizo | 2013年8月20日 (火) 21時46分

taizoさんどうもぉ

本当は走って気持ちイイのは
R365の東の伊吹山の麓を走る広域農道(?だっけかな^^;)なんですが
今回は中山道を通りたかったので琵琶湖へ出るルートです。^^

関ヶ原は、天下分け目の合戦の舞台にもなった通り
ここを通るしか仕方の無い地形なので、
このエリアで岐阜と滋賀を行き来する場合
どこかで交通量の多い道に出て戦う事が避けられません(TT)

先日のお話通り、
Fumi実家とっちらかし輪行ツアーでも企画しますかね?^^

お嫁ちゃんの機嫌が何より優先で(^^;;;)

投稿: Fumi | 2013年8月20日 (火) 22時54分

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