ふらりゆるゆる
夏休み最終日に折角の週末。
仕事の予定だったが、来週と入れ替えで急遽代休。
なのに、
長女の宿題が未だ完遂しておらず、家族行事もままならない。
なんだかな~・・・って感じで、
昼近くに、適当に家を出た。 ノープラン。
男児二人と、お嫁ちゃんと、私。
女形谷のパーキングで蕎麦をすすりながら
さて、どうする?
時間が時間だし、近場だね。
早くもお嫁ちゃん、早速お土産コーナーで『雲丹醤油』やら何やら買っていました。
竹田~大内峠で山中温泉へ入り、
こおろぎ茶屋横の無料駐車場に停めて歩く。
とりあえず『いづみ屋』さんでコロッケもぐもぐ。
ここで分かれて、
お嫁ちゃんは『ゆげ街道』のお店やギャラリー巡りへ。
お買い物に興味の無い男子は『山中座』前まで歩いて
足湯
の~んびりお喋りしていたら、
からくり時計が動き始めた。
喉の渇きを潤したり
なんやかんやとしていると
お母ちゃんが戦利品(山中塗の椀やら何やら)を携えて登場。
少し散歩しようよってコトで、
道明が淵のあやとり橋を渡って、鶴仙渓の遊歩道をこおろぎ橋まで。
この複雑な形状のあやとり橋は、華道家の勅使河原宏氏のデザインです。
大量の竹を使った大規模な芸術作品が印象的な勅使河原氏、
なるほど、いかにもなぁといった感じですね。
川床も良い雰囲気でしたが、今日はパス。
川に沿った森の遊歩道、
こおろぎ橋まで1Km余り、もっとノンビリ歩きたかったのに
男児につられて汗を掻きながらの散歩でした。
こおろぎ橋の上から見下ろす水面の眺め
楓の木が多いので、秋の紅葉時期は綺麗だろうなぁ。
汗をかいて喉が渇いたので、
お茶屋さんで一服。
親子揃ってカキ氷。
ついでに、木地師の工房を覗きました。
轆轤(ロクロ)の処に沢山並んでいるノミ。
子供達も興味津々。
木地師の仕事は、刃物も自作するそうです。
加賀能登の漆器産地の特色をそれぞれ例えて、
「木地の山中」 「塗りの輪島」 「蒔絵の金沢」 と称されますが
山中塗はろくろ挽き技術の豊かさで有名。
非常に興味をそそられる空間でしたが、
残念ながらろくろが回っているところは見られませんでした。
車に戻って、
飛行機でも見に行こうか?どうしようかなぁ・・・
悩みながらドライブ。
で、
またまた足湯へ寄り道。
今度は片山津温泉。
山中のはどことなく硫黄臭かったけど、
ここのはサッパリした感じかな。
寒い時期に訪れた際は透明な囲いで覆われて閉鎖空間になっていたけど、
夏場は開放的なんだね。
読書をしている方が居て、少し羨ましかった。
中々寛げる雰囲気でした。
程近い浮御堂へと歩いて、弁天様に御参り。
のんびり、噴水を眺めながら風に吹かれます。
ふと横へ目をやると、
欄干で一羽の小鳥が一緒に水面を眺めていました。
ツバメだけど、顔が赤くない。
まだ巣立って間もない幼鳥なのかな?
それとも別種のイワツバメ?
近寄っても逃げなかったので
どこか傷付いているのかと心配になりましたが、
やがて元気に飛んでゆきました。
バイバイ。^^
子供達が「おなかすいた」と煩いのでコンビニへ寄って、
時間はもう夕方。
なんとなくそのまま帰路へつきました。
尼御前岬を過ぎた辺りで雲行きが急に怪しくなって大嵐。
車中の会話もままならない程の土砂降りに突風。
ワイパー使っても前が殆ど見えないのだが、
路上には大きな木の枝など飛散物がいっぱい落ち始めているし、
止まっていても安全に思えない。
ノロノロと車を進めて、
片野から大聖寺へ抜けるトンネルにどうにか辿り着いて、
トンネル内でハザード焚いて少し待機。
「おとーさん!こんなの初めてやなぁ!」
これも子供には、中々貴重な興奮の体験だったようです。
無事帰宅しましたが、自宅周辺でも雷が鳴り響いて大雨でした。
一人で家に居た長女は少々不安だったみたい。
最後はびっくりしたけれど
随分安上がりに旅気分が味わえて、
まずまずの半日お出掛けでした。
さぁ、
ようやく、やっとこさ、夏休みも終わり。
これでやっと、
お母ちゃんの機嫌が戻って、
我が家の嵐も去りますように・・・。
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