海を遊ぶ休日
休日前夜、遅く帰った昨晩は夜更かしをしてしまった。
10時過ぎに 「おなかすいたぁー」 と子供に起こされる。
一応、今日は主夫。
私はいつもの様に納豆と御飯の朝食をとりながら
子供達には冷やし中華を作った。
茹でた麺にスープをかけて温泉卵を乗せただけ。
今日は、かな~り、イイ加減なぐうたら主夫だ。
午後からは、男児達の要求で海へ。
浜地から波松へと続く砂浜は
今、ハマヒルガオが満開。
海水浴場として開発されていないこの一帯は
かなり大きな群落が在る。
長男のリクエストで、
波松の、川の流れ込みがある場所で遊ぶ。
良いロケーションだね。
ここも昼顔が満開。
背後の土手にはハマナスが生えているが、
花はもう終わりの雰囲気。
浜茄子は野生種の薔薇の仲間、茎の棘が凄まじい。
大振りな一重の花が散ると、真っ赤なローズヒップが大きく膨らんで、
花後も観賞価値があります。
カップ麺で手抜きの昼食を済ませたら、
竿を振って遊んだり、
焚き火用の薪を集めたり・・・
私はそんな子供達を眺めながら・・・のんびり。
時折、小松へ降りて行く飛行機が大きなお腹を見せて通過してゆきます。
これを眺めるのも何気に楽しみ。
ぐうたらモードの私は全然真面目に釣らずに
ビーチコーミングを楽しんだりしていました。
『健康路』って住所が気になったので、帰宅後調べてみたら、
台湾の
河口に近いこんな街から、はるばる流れて来たようです。
ストリートビューで見るとこんな街。
『排骨飯』って何だべ?
長男が流木と石でこんなのを作っていました。
後で水切り(石投げ)をして遊ぶ準備だそうです。
彼のセンスは中々面白い。
海遊びのシメは焚き火。
そうそう、風上からなぶるんだよ。
完全に日が落ちて薄暗くなるまで、の~んびり。
最後はちゃんと消火して、
随分と日が長くなった。
ゆっくりし過ぎて、帰宅は8時をまわってしまいました。
真面目に釣らなかったので釣果はダメダメでしたが(シロギス3匹)
晩酌のお供とワカメを少しとってきました。
生きた傘貝は、ウネウネと動き続ける触覚?がかな~り気色悪い。
色々と料理するのは面倒くさかったので、
みんなまとめて塩茹でにしました。
傘貝はアワビのミニチュアみたいな感じ。
イボニシは、サザエのミニチュア。独特の苦味が癖になって、ビールが進む。
カメノテは、グロテスクな見た目の割に上品な身。
中々素晴らしいおつまみセットでした。
ワカメはキッチンばさみを使って茎や硬いところを分離します。
茎は油で揚げて食べたり、葉?の部分はサラダや味噌汁が定番ですね。
とりあえず私は下処理係りで、後は妻にお任せです。
ちなみに、獲ってきたばかりの新鮮なワカメ(干していない)は
女性が扱うのには少々難があります。
その理由がコレ↓
『ワレカラ』 という生物です。
大きさはせいぜい1~2cm以内ですが、
カマキリかバルタン星人みたいな腕があって
大きさの割には意外な強さで挟んできます。
新鮮なワカメには、この虫?が必ず棲んでいるのです。
それも、結構沢山。
ボウルに山盛り程度のワカメを真水で洗うと、
ボウルの底には必ず10匹程が沈んでいます。
ちなみに、ワレカラは大昔から馴染みの生き物だそうで、
多くの平安歌人にも歌われているそうです。
また、
「われから食わぬ上人無し」 とのことわざもあり、
これは
殺生・生臭食いを禁じている仏教のエライお坊さんでも、
海草に付いているワレカラは知らぬ内に口にしているに違いない。
物事は絶対なんてありえない。
えらい人でも見落としはある。
と、厳しい戒律を皮肉ったものだそうです。
海で遊ぶと、ベンキョウニナルネ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
超遅コメ
釣りは駄目でも、何か持って帰る
そういう考え大好きです
私も同じ様な事をします
子供達にも良い勉強になりますよね・・・キット
貝って意外と何でも食べれるんですよね!
私も塩湯でしてのツマミにします
福井の人は食べない人多いね
投稿: taizo | 2013年6月11日 (火) 21時35分
taizoさん、こんばんは。
アワビ・サザエだけが貝じゃないですもんね♪
釣り人も皆、殆ど誰も見向きもしませんが
磯には生き物がウジャウジャ居ますからね~♪
かなりのバリエーションのおつまみセットが
とても食料には見えない様なのを持って帰って(笑)
嬉しそうにほじくって食べてるこんな父親の姿を、
子供はどんな思いで見てるんでしょう?
投稿: Fumi | 2013年6月11日 (火) 22時54分