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2013年6月23日 (日)

さかなとりというしあわせ

 

主夫の日でしたが、

昨日の疲れが残っている子供達が中々起きてこず、ゆっくりできました。

遅めの朝食はパンで手抜き。

昼食は、ゴボウとソーセージと玉ねぎをバターとオリーブオイルで炒めたチャーハン。

「腹へった」と煩い子供達を黙らせるには、何と言っても山盛りチャーハン。

てか、私のレパートリーは、チャーハンか、ラーメン又は冷し中華か、パスタしか無い。

但し、チャーハンのバリエーションは豊富ですが。

 

お腹が膨れたら男子チームで出動です。

雨上がりは魚が獲れる。

 

増水した本流から支流へと避難した生物が居残っている事に加え、

春先~梅雨~夏前に掛けての時期はコイ科を中心に多くの魚種が産卵期を迎えます。

私の子供の頃から、物心ついた頃からの経験上、

この時期雨で増水すると

雨上がりの翌日など水が引き始めるタイミングで

小川や田圃等、水深が浅い場所へ行けば

普段はそこに居るはずの無い大きなサイズのフナやナマズ、雷魚がいたりして

小さな子供でも大物を手に出来るチャンスです。

 

水が引いた田圃の中で、

本流に戻りそびれて背ビレを出しながら波を立てて泳ぐ大きなフナを

夢中になって追いかけた記憶。

年に1、2度巡ってくるそんな日は、

私の子供時代、色々な想い出の中でも、最も幸せな時間の一つだったと思います。

 

自分の子供にもあの興奮を味合わせてあげたいと思うのだけれど、

残念ながら今の田圃は魚が遡上できる構造になっていません。

パイプラインなどの給水路が整備されて、

田圃の脇の水路へは排水の一方通行だけなので大きな落差が在ります。

今の田圃の水面へは、カエルなど一部の種類の生物しか往来出来ません。

小川もコンクリート三面張の場所ばかりで、産卵場所になる植生が無い。

私は、国全体の為にも農業に手厚くする政策には賛成ですが、

泥んこになって手掴みで魚を追いかけられる場所が無くなってしまったのは

本当に寂しい事だと思っています。

昔を知らない子供達にはそんな事全く実感が無いのでしょうが、

私は、自分の子供時代と比べて

『かわいそう』 と、思ってしまうのです。

 

さぁ、今日は何がとれるかな? ^^

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いつも通っているこの場所も、

昨年マルチングが張られて土手が減ってしまいました。

こんな場所の土手に穴を掘って生活している『クロベンケイガニ』

彼も何だか寂しげです。

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で、最初に採れたのは

『モクズガニ』

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上海ガニの近縁種なので美味ですが、まだ小さいのでリリース。

旬は秋~冬前です。普段川に棲んでいて、産卵に海へ下る頃が食べ時。

脱走の名手でガラスも登る、フタを相当工夫しないと水槽で飼うのは難しいです。

過去に二度、失敗経験アリ(^^;)

 

一人が網を入れて待っていて、もう一人が反対から追い込んでゆく、

挟み撃ち作戦の『おいこみ』が子供は大好き。

群れに当たったりすると、ひとすくいでこんな感じ♪

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この写真は、ぜ~んぶ外来魚の『タイリクバラタナゴ』

外来魚というとイメージが悪いですが、可愛い美しい魚です。

写真の中にも色が出始めている個体が居ますが、

タナゴの仲間は婚姻色が美しくて、観賞魚としての価値は高いと思います。

まあとにかく沢山採れるので、

我が家では雷魚君の主食になっていますが・・・(^^;)

タナゴ類全般そうですが、二枚貝の中に卵を産んで繁殖する魚なので

実はこの付近の水系に多くの貝が生息している証拠でもあります。

 

お♪キング・オブ・雑魚!

『ギンブナ』

06
私が子供の頃は釣りでもメインのターゲットでした。

ギンブナは基本的に雌ばっかりです。

染色体数がいわゆる3倍体で、クローンに近い無性生殖。

おまけに、他のコイ科の精子でも繁殖できてしまう程

(但し、精子は発生のきっかけとして刺激剤として働くだけで、遺伝的には無関係)

それほど繁殖力が強いはずのギンブナですが、

この付近では最近網に入るフナが減ってきている様に感じます。

いくら生命力が強くても、産卵場所自体が無くなってはね。。。ってコトかな。

まあ、減ってきているとはいえ、まだまだキング・オブ・雑魚。

さかなとりでは絶対に外せないキャラです。^^

 

最も癒し系の雑魚といえばコイツでしょう。

『ドジョウ』

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このサイズだと、今年生まれた当歳かな。^^

カワイイ♪ って、昨日バリバリ食べたばっかだケド(笑)

08

今日は珍しくドジョウが沢山採れました。

ペットとして数匹お持ち帰り。

 

個人の主観ですが、全く癒し系ではないのがコイツ。

『デカタマ』

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デカタマってのは我々の呼び名(通称)で、食用ガエルのオタマジャクシです。

まあ、これもいわば外来生物。

食用ガエル(ウシガエル)は食用の養殖目的に輸入されたものです。

ちなみに、アメリカザリガニは食用ガエルの餌として輸入されたもの。

その他のカエルと違って、夏に卵から孵ったオタマジャクシはそのまま越冬して

翌年の夏に手足が生えてカエルになります。

オタマで居る期間が長いので、こんなに大きくなる。

この雪国で、オタマで冬を越す生命力には感心しますが、

単なる『大きなオタマ』ならまだマシなんだけど、手足が生え始めたヤツは

本当に不気味な存在感です(笑)

生き物大好きな私ですが、数少ない苦手なヤツ。

 

上記写真以外に今日採れたのは

メダカ、ボラの子供、オイカワかヌマムツの子供、タモロコ、ヤリタナゴ、ウシモツゴ

幼体のため種不明の魚が2~3種類。

ざっと10種類以上の生物と触れ合う事が出来ました。

 

 

帰って、

水槽に入れて眺めていて気付きましたが、

底をもぞもぞして居るイメージが強いドジョウだけれど

意外に泳ぎが達者で、上層をスイスイ泳いでいる時間が思いのほか長いです。

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メダカと一緒。

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いいね~♪

かわいいね~♪

 

いろんな生き物と知恵比べをして、つかまえて、

飼ってみて、

いろんな生き物を死なせてしまう。

寿命というものを知り、ある生き物ではそれが1年しか無い事を知る。

世話をしなければ命が死んでしまう事を実感し、

命は別の命の食べ物になる事も知る。

私はそうやって遊んで育ちました。

 

さかなとりは、本当に幸せな遊びです。

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