連休初日 庭
朝の内は時折強い風が吹きましたが、
思っていたよりかなり良い天気の休日。
出掛けたくてウズウズしながらも、今日は主夫。
休養日と決めていたので、風の音を聞きながら布団の中でゴロゴロ。
「おなかすいたぁ~」
って、末っ子に起こされて、
渋々。
子供達に昼食を給仕してからはからは
昼間酒。
ビールを飲みながら庭で過ごしたりしました。
連休前半、今日から長女は友達の家へお泊り会。
長男は友達が家へやって来て賑やかに過ごしている。
末っ子はバアちゃんちへお泊り。
親は少しだけのんびり出来る。
自転車と山を掛け持ちする様になってからは、とにかく時間が惜しくて、
休日に好天が重なれば私は家に居ない事が多くなった。
サラリーマンお父さんが外遊びの趣味を持ってしまうと、
ましてや共稼ぎだったりすると、
家族と自分の時間のバランスは難しいです。
自分の遊びを目一杯楽しんでしまうと、どうしても妻は不機嫌になる事が多くて、
一緒に海や川や山へ行きたい子供に我慢をさせる事が増える。
そして、一番影響を受けたのは、
庭。
優先順位では、当然家庭中心としても、
①仕事 ②外遊び ③それ以外 となってしまうので
休日でも庭で過ごす時間は随分減ってしまった。
庭で酒飲むなんて久し振り。
改めて、
庭の癒し効果の実力を実感する休日となった。
庭に出れば、
デッキ前は新緑が萌えていて、目に鮮やか。
枯れ枝の壁だった場所に新芽が芽吹いて、綺麗なグリーンで覆われつつあります。
未だ葉が開ききっていないので隙間も多いですが、
明るいこの色の庭は今だけ。
山と一緒です。
子供達が色んなところでドングリを拾ってきては庭に撒くので、
様々な雑木の若木が年々増えてゆきます。
日本に自生するドングリの木は約20種類。
全てブナ科に含まれ、
ブナ、ナラ、カシ、クヌギ、シイ・・・
クリもじつはドングリの仲間です。
今、庭ではドングリの花が咲いています。
地味な姿で、いわゆる『花』とは程遠いですね。
雑木と言うと一般的に落葉樹が想像されますが、
ドングリの木には落葉樹も常緑樹も両方あります。
ナラ、カシワ、クヌギ、ブナ、クリ、などのメジャーなものには落葉樹が多く、
シイの木など、最近では公園の植樹でしか余りお目にかからない種類のものには
常緑樹が多いです。
ドングリは普通アクが強く渋味があって食用に向きませんが、
シイの実は微かに甘くて生食できます。ナッツの様に美味しいです。
お寺や神社の境内、公園へ行って子供と一緒にシイの実を拾って食べるのは
楽しいですよ。 シイの実拾いは晩秋の遊び。
今旬の花はライラック。
普通、花は
花穂の先っぽからか根元からか、どちらかから順に咲き進むものですが
ライラックは無秩序です。
人工的に整え過ぎた単一の植生ではなく、雑然とした自然なのが好きなので
薔薇などの鉢植えの根元にも球根が植えてあったりします。
今は、そんな球根花が花盛り。
そんな園芸種に混じって、
タンポポが。
コレは流石に植えていないし、種も蒔いていません。
雑草のイメージが強くて、普通のガーデナーなら摘んでしまうのしょうが、
我が家ではほぼ放任。
綿毛の種まで出来ています。この種が飛べばまた増える。
子供の頃、みんなフーって吹き飛ばして遊んだでしょ?
花に、よ~く顔を近づけて見ると、めしべの先がクルリと巻いていますね。
ちょっぴり残念な気持ちになりますが、
このくるりと巻いてるのは、外来種(帰化植物)のセイヨウタンポポ。
日本古来の在来種のタンポポは上手く受粉しないと種子が出来ませんが、
セイヨウタンポポは受粉に失敗してもクローン生成の様に種を作ることができて
繁殖力が強いのです。
いまいましくも思うけど、
引っこ抜く気にはなれなくて・・・。
貧乏庶民の我が家、
『金の成る木』を挿し木しています。(葉っぱを1枚ちぎって挿しとくだけでも増える)
小鉢が並ぶスペースに、金の成る木の子供がいっぱい。
『金の成る木』 又は花月や縁紅弁慶と呼ばれる常緑の観葉植物ですが、
南国出身で寒さに弱いので、冬の間はビニールハウスに入れています。
それでも上手く冬越しさせないと枯れてしまうので、室内に入れる人も多いです。
実は我が家、
二年前に油断して大株を寒さに曝してしまい、枯れて枝がバタバタと落ちたのですが
落ちた枝を挿しておいたらみんな根が生えて生き残ってくれました。
金の成る木を枯らしたのは非常に縁起が悪くて落ち込んでいたのですが、
怪我の功名で逆に株が増えて、
ちょっとムフフな状態です。
まあ、
実際にお金は増えていないんだけど。。。
植物を育てるのは、
良いですね。
そんな感じで、
酔って終わった連休初日です。
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