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2013年3月30日 (土)

花の里山 家族登山

 

今日は皆揃って過ごせる休日。

目覚まし無しで、の~んびりとスタート。。。のつもりが、

皆で出掛けるのが楽しみで仕方が無い末っ子が早くに目覚めて起しに来た(TT)

お母さんも完全休日モードなので、カフェのモーニングで朝食。

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のんびりし過ぎて

結局、ドラッグストアで補給食の買出しを済ませた頃にはお昼でした。

 

文殊山のカタクリが満開とのことで、今日は家族登山です。

馬鹿と煙は・・・私はもっと高いところへ行きたいのですが

ウチのお嫁ちゃんはとってもか弱いので(TT)家族全員揃っての山は低山限定。

お花が咲き出した春の文殊山(標高365m)は最適なコース♪

入山も遅くなりそうだし、手軽で歩き易い二上からのつもりでしたが、

P様が「大村からの方が静かで山らしくてエエぞ(^^)」と教えてくれて

初めて楞厳寺から登ります。

ナルホド、帰宅後調べたら楞厳寺は泰澄大師の開山なんですね。

越前五山の中心である文殊山はココからが正規ルートなのかも?

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日の昇る東側から、奥の院への位置関係からもそんな感じですね。

 

P様のレクチャーを受けて・・・

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実は偶々ドラッグストアでバッタリ出逢ったのですが、

わざわざ時間を割いて道案内をしてくださって、感謝。

 

12:25 観音堂に参って入山。

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立派な林道?ではなく、旧い道の雰囲気を辿ります。

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序盤は植林の森です。

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皆の上着等が入ったザックを長男が背負ってくれて、

ガンガン先頭を曳いてくれました。

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分岐では後続を待ち、

ちゃんとお父さんに進行方向を確認してから進みます。

随分と頼もしくなりました。

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親切な看板が随所に在るので迷う事はありません。

 

相変わらず、

やっぱり山ではお母さんが遅れ気味(^^;)

まあ、ゆっくりでいいよ。

脇へ視線をやれば、可愛く美しい花が目を愉しませてくれます。

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スミレにショウジョウバカマ、いかにも春の里山然とした雰囲気が嬉しい。

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昨年のカタクリ登山で使った南井コースには

山姥の洞窟があって子供達が盛り上がってくれましたが、

さすがネタ提供には事欠かない文殊山、今日はコレです。

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平成6年7月12日に現認!

カメラの準備と逃げる心構えを!の表記がありましたが、

残念ながらスクープを逃しました。

 

気が逸る子供達を追ってツチノコ坂を上り切る頃には

お母さんが早くもお疲れ(ToT)

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歩き始めて20分程で早くも休憩です(T-T)

 

ここから先は徐々に尾根道になって、

快適な木漏れ陽の登山道が続きます。

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やがて二上からの道が合流すると人通りが多くて、

沢山のハイカーと挨拶を交わしながらの道程です。

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13:15 室堂通過

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上の子二人は賑やかにじゃれ合いながら先へ行ってしまうのですが、

末っ子は「おかあさんがしんぱい」だからと、待ちながら進んでくれます。

健気!

私は前と後ろの両方を行ったり来たり・・・。

 

里のソメイヨシノはようやく1~2分咲きですが、山桜が咲いていました。

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山桜は葉と花が同時に開きます。

 

里山歩きはついつい足元の花に目が行きがちですが、

初夏の新緑とまではいかなくても、新芽が芽吹く枝先も素敵です。

マンサク(満作)が満開。

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今が正に伸び盛りの葉も、

生命力に満ち溢れた姿で、綺麗で可愛くて、愛おしく感じます。

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ふと気付くと、荷物係はおねいちゃんにバトンタッチ。

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長男は展望台でご満悦。

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この辺りからいよいよ、

登山道脇には・・・

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明るい雑木林の林床を埋め尽くす様に、

見事なカタクリの群生です。

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すごぉ~~~い!!!

今年もやっぱ来て良かったねぇ♪

 

妻の疲れも飛んだ様子。

皆元気に、ゆ~っくり進みます。^^

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ホント、気持ちイイ道♪

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足取り軽く、気付けばあっという間に頂上到着です。 13:28

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先ずは御参り。

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ここが越前五山の中心。

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東に在るのは・・・

春霞の青空だったけど、しっかり見えた。白山♪

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越前五山は、ここ文殊山を中心として、

東に白山、西に越知山、南に日野山、北に吉野ヶ岳。

 

さぁ、気持ちいい青空の山頂でお昼ゴハンにしよう!

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父ちゃん、お気に入りのガソリンバーナーは持ってきたのに、

全員分の食材と重たい水は持ってきたのに、

肝心の火を忘れちゃって、横に居た爽やか若者パーティーに借りた。^^;

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無事、お楽しみのカップ麺が食べられて良かったね(^^;;;)感謝。

 

日当たりの良いポカポカの場所では昆虫が活発で、

年々虫嫌いに拍車が掛かっている長女がギャーギャー煩い。。。

虫は可愛いケド、お前の方が鬱陶しいよ・・・メシ食いながら暴れるな!(--;)

 

これはタテハチョウの仲間だね。

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早春から飛び回る種の昆虫は、成虫の状態で越冬するものも多い。

生命力の強さが凄いと思う。

チョウなんて、ただ飛び回るだけで何にも悪さしないよ。^^

 

完全な保護色で、漫然とした視界では絶対に気付かないと思うのだが、

長男が見事にカナヘビを見つけた。

スルスルと素早く歩いてはピタリと止まってポージングを決めてくれるので

良い写真が撮れた。

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そんな自然大好きな長男だけど、

ゲームも大好き。

今日もこんなトコまで3DS持参。。。長女も。

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山頂で、おやつ食べながらゲーム。

で、挙句の果てに、

「ねぇ!ココってワイファイつながるかぁ?」 との迷言を吐いた。

だから・・・ココは山だってば(--+)

 

火を貸してくれた爽やかグループと互いに写真を撮り合って、

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まだ引き返さずに、

更に西へと歩く。

 

この先も、カタクリが見事な花畑の雑木林。

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贅沢な山歩きが続きます。

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昨年に引き続き、今年も白花を見つける事が出来ました。

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しかも今年は2株。

もう一つは未だ蕾。

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白いカタクリは数万株に一つとのことなので、見つけられれば素直に嬉しい。

 

鞍部の暗い森を抜けて登り返すと、

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真新しい看板が見えてきました。

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奥の院が建て替えられたのに合わせて立てられた様です。

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子供達も皆、

岩のトンネルをくぐるのが楽しみ♪でここまでやってきた。

 

さて、我が家に悪い子は居ねぇか!?

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岩は閉じず、全員無事に通過。

やはり我が家は良い子ばっかりです。

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奥の院はここから直ぐ。

ピークの広場には真新しい木の香りが漂っていました。

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全員で御賽銭を御上げして御参り。

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清清しい気持ちになって、

帰途につきます。

 

帰りは早い。。。筈なのですが、

往きにも増してお喋りが増えて、皆のんびり。

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あれ?今度は末っ子が荷物を背負ってる。^^

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相変わらずカタクリやスミレが見事なのですが、

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ついついカタクリばかりに目が行くこの時期なのですが、

その他にも色々と嬉しい花があります。

白山麓の登山道でもよく見られるエンレイソウ。

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里や低山ではポピュラー、スプレーで着色したような黄色が特徴の猫の目草。

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野生種の、原種の蘭。 シュンラン(春蘭)

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こっ!これはっぁっ!・・・

な、何ですか?(^^;)このピンクのは、初めて見ました。

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(追記)

その後調べてみたら、この花は 『 イワナシ(岩梨) 』

主に多雪地域の山地に生える事が多い様で、

その名の通り、岩場にも這うように育ちますが、30cm以下程の低木です。

ツツジの仲間の木で、花後に出来る実はナシに似た甘味のある果実で

食用になるそうです。

今度食べてみようっと♪

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長女、長男は最後までじゃれ合って楽しそうに・・・

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末っ子はお母さんにくっついて・・・

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体に比べて大きな荷物が目立ちますが

本人が「だいじょうぶ」と言い張るので・・・。^^

 

山を堪能し過ぎて、

下山は4時を回ってしまいました。

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疲労度は極めて軽いケド、

陽の傾き具合はまるで大きな山をやっつけた達成感を感じる程(笑)

 

い~っぱい楽しかったね♪

 

昨年に引き続き、

何故かこの山から下りてくるとジャージーソフトが食べたくなるようです。

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北鯖江のPAに寄り道。

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今日もまた、

昨日に引き続き、

かなり幸せな休日になりました。

 

めでたし。めでたし。

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コメント

Fumiさん、おはようさん♪
連日の親子サイクリングに家族登山、お疲れさん!

文殊山は花盛りですね。私が行ってもそれだけの
花には気が付かずに通り過ぎてます(苦笑)
さすが、虫花博士!

野生種の春ランや白いカタクリ見てみたい!
でも、踏んづけても気が付かないかも(汗)

文殊山は一年中楽しめる素敵な山ですね。
さあて、私も...

投稿: YAMA | 2013年3月31日 (日) 07時10分

話しには聞いていましたが、
文殊山のかたくりって素晴らしい群生なのですね~

足羽山にもあるそうですが、
私もこの前、少ないですがひっそりと咲いているかたくりの花を、
里の寺院で見つけました!
春の訪れを
感じますよねぇ~

投稿: フレディ・M | 2013年3月31日 (日) 07時14分

YAMAさんこんばんは。

超々のんびりペースの山だったので、私は歩きよりも自然観察がメイン。
写真の撮影枚数は白山登山並の約200枚でした(笑)
整理しながら、調べても名前が判らない植物が特に木を中心に沢山あります。
里山、低山と言えど奥が深いですね。^^
他の方の記録ではカモシカに出逢った写真もありましたし、
当然クマも居るんですよね(^^;)ホント、楽しめる山です。

春ランは綺麗なグリーンの花ですが、
この日往復した登山道沿いで発見できたのは2株だけでした。^^

投稿: Fumi | 2013年3月31日 (日) 18時31分

フレディ・Mさん、こんばんはぁ。

私も初めて見た時は大感動でした!^^
私の妻の実家が東郷で、
あの周辺の山辺を散歩するとカタクリは割と当たり前に見られるのですが
文殊山のあれだけの数には驚きました。
カタクリは花の種が落ちて発芽してから開花まで7~8年掛かるそうなので、あれだけの群生は貴重ですね
そうなんですね、あんな街中の足羽山にもあるんですね(^^)

春の訪れを感じると、何だか嬉しくなりますね♪

投稿: Fumi | 2013年3月31日 (日) 18時47分

うーん。相変わらず拙者を自己嫌悪の極致にしてくれる内容ですなあ(定型文)
なんとか、嫁さんもサイクリングにと思っているのですが・・・。
「汗なんてかくのはイヤーッ(◎`ε´◎ )」
と、とりあってくれませんわ(T ^ T)

投稿: サムライダー | 2013年3月31日 (日) 20時47分

サムライ殿、ウチも何とかお嫁ちゃんをサイクリングにと思っているのですが・・・
未だ成長期継続中の彼女は、年々運動から遠ざかってる気がします(T ^ T)

投稿: Fumi | 2013年3月31日 (日) 22時08分

こんばんはぁ!
昨日はどうもでした。
せっかくの計画を狂わしちゃったかしら^^;
ファミリー登山ホント素晴らしいですね。
お子さん達の楽しむ様子が頭に浮かびます。
我が家は旧家族での登山はありますが、
娘達は小遣いやると言っても付いてこないから、
こういった楽しむ登山は夢のまた夢です。
FUMI家が実にうらやましいです!
いい跡継ぎができそうですね^^

投稿: ぴろぴろ | 2013年3月31日 (日) 22時17分

ぴろぴろさん、こんばんは。

いえいえ、大村コースにして大正解でした♪^^
ホント、山を歩いてるって感がアリアリで、静かで素敵な道でした。
やはり山は高きに在らずですね。とっても濃厚な登山でした。

本当は家族揃っての白山が夢なのですが、
アノお嫁様の体力では・・・
正に夢のまた夢です(TT)

あ、え~っと(^^;)
私も飲み食いで釣ってる面は多いにあるので(笑)
飽きられたら付いて来ないかもです。

投稿: Fumi | 2013年3月31日 (日) 22時33分

こんばんは
私も日曜日 文殊山に登ろうと思ってたんですよ~!
天気予報をみるとみたいだったので止めました

あ~~白いカタクリみて見たい
宝探しみたいで楽しそうなので
家族で行きたいです 

春を満喫しなきゃ

投稿: taizo | 2013年4月 1日 (月) 22時00分

taizoさん、こんばんは
山に入ると簡単には戻れないので天気は気になりますよね。
家族連れだと尚(^^)
宝探し的なのイイですね♪
最初に家族に「見つけろよぉ~!」って課題を出しておいて登るのも楽しいかも。
あっという間に、もう数日で、気付けば桜も満開ですね。
春は長いケド、一つ一つの花の命、旬は短いですからね。^^
満喫しなきゃぁー!

投稿: Fumi | 2013年4月 1日 (月) 23時46分

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