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2013年1月26日 (土)

大荒れの三里浜にて

          

予報通り、昨晩から雪。

夕べは妻とのんびり深酒をして、今朝はゆ~っくり目覚めた。

今日は主夫の日。

いつもの様に、子供の食事の世話が一番の仕事。

 

雪と低温だけなら気にはならないが、とにかく風が強い。

さすがに山などへ行く気は起きず、

図書館でも行こうかなぁ。。。

のんびり過ごすつもりだった。

が、

男子達は元気が有り余っていて、どっか連れて行けと煩い。

「アホぅ!窓の外見てみぃやぁ、こんな日に外で遊べる訳ないやろ~!」

って説得するが、彼等は着替えて外へ。

家の前の道でこんな感じ。

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まあ、子供なんて放し飼いにしとけは上手に遊ぶ。

その内寒さに負けて、納得して家に入ってくるだろう・・・。

 

昼食はお決まりの山盛りチャーハン。

食べて元気になったら・・・益々男子達が煩い。

先週海で遊んだ跡を見に行きたい、またあの続きがしたいと言うので

覚悟を決めて、しっかり着込んで、出動。

三里浜へ。

 

冬になって海が荒れると、

日本海側では季節風に吹き寄せられるゴミが増える。

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ゴミは、まあ、あくまでもゴミなんだけど、

思いもよらぬ物が見つけられたり、珍しい発見が多いので、

ビーチコーミングは楽しい。

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顔が痛いくらいの日だけど、

やっぱ自然の中で遊ぶのは楽しいな♪

 

トンでもない強風、怖い位に荒れた海のお陰で、

砂浜なのに、

波の華。

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「うわ~♪(^o^)スゲーッ!」

超ふわふわのメレンゲで、体に飛んできても感触が無い程です。

子供達は初体験。

『なみのはな』は、海中の植物プランクトンが出す粘液で出来ると言われています。

通常は岩場など波が激しく当たる場所で多く見られますが、

今日の日本海の荒れ方は酷い。

 

陸に居る我々が身の危険を感じるほどの波なのに、

その荒れた波打ち際には驚くほど沢山の海鳥が群がって、舞っています。

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数百羽~千羽以上はいようかと思われる大きな群れが、

浜に沿ってゆ~っくりと行ったり来たりしながら、

彼等は平気で荒れた波間にも降りては舞い上がりを繰り返します。

海が穏やかな時は、こんなに活発な鳥の姿を見たことはありません。

 

海鳥が色めき立つのには、ちゃんと訳がある。

荒れた海の波打ち際には・・・ 魚。魚。魚。

今日は大量の『ハリセンボン』。

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この子達、きっと泳ぐのが凄く下手なんですね・・・ではなくて、

そもそも熱帯系の魚で、沖縄では『アバサー』の名で良く食されているそうですが

熱帯系故に、寒いのがダメ。いわゆる死滅回遊魚。

対馬暖流に乗って南方からやってきてしまって、

水温が低下する冬季になるとこうして打ち上げられてしまう。

 

同じくフグの仲間の『ハコフグ』。

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これも南方系の魚です。

ハコフグは、フグの仲間ですが毒が在るのは主に皮。

鎧の様に皮が硬いので、

丸のまま焚き火に放り込んで黒焦げに焼いてから、

中身の美味しい身を頂く事ができます。(一応、内臓は止めましょう。)

泳ぎが機敏でなく、網ですくえる様な魚ですので、

昔から、ハコフグを焚き火で焼いて食うのは定番だったようです。

ただ、北陸の福井では多い魚ではないので、一般的な遊びではありません。

偶々見つけたら『おっ!ラッキー♪』って感じ。

おまけに今日は強風で焚き火は無理。

このハコフグは死後時間が経っているようで・・・食べられない。残念。

 

危険承知で波打ち際を歩けば、

様々な魚が落ちて(笑)います。

フレッシュで、まだピチピチと跳ねているものも。。。

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なんだこりゃ?

初めて見る魚だったので、帰宅後調べてみたら

『マツダイ』

『市場魚介類図鑑』で調べてみたら、

「市場ではときどき見かける。スーパーや魚屋さんで見かけることはまずない。値段は決して安くない。 刺身/塩焼き/ムニエル 南日本の内湾や汽水域に生息。三枚に下ろしてみると白身で血合が赤く美しい。刺身にして映える色合いであり、見た目の美しさに加えてとても味がいいのだ。これを塩焼き、フライやムニエルにしても味わい良し。」

とある。

40cm以上はゆうにあった。

持ち帰れば良かった。非常に残念。

 

おっ、

コレは見覚えがある。『ダツ』

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以前に自分で釣って(小アジ餌)食した事があるが・・・不味かった。

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迫力ある顔、歯が特徴的で、

活きアジの泳がせ釣りで釣ったことがあるが

塩焼きにしてみたら、骨が緑色に焼きあがって・・・食べても不味かった。

でも、

鳥達は喜んで食べるだろうね。

 

魚ばかりじゃなくて・・・

とにかく、

色々な物が打ち上げられている。

ヤシの実も。

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これも暖流(対馬海流)に乗ってやって来たのだろう。

 

浜辺は、

自然の教材の宝庫。

 

凍える程寒かったけれど、

とても有意義な時間が過ごせました。

海は楽しいです。

 

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コメント

確か昨日の予報は
波6m強風だったような\(;゚∇゚)/
そんな中、Fumi家のお子様たちは、とても元気ですね

マツダイ 初めて見ました!
荒波に揉まれて打ち上がったんでしょうね

>とても味がいい
マジっすか
次見つけたらお持ち帰りですね

投稿: taizo | 2013年1月27日 (日) 10時05分

波の華がじかに見て体感できるだなんて、
Fumi家のお子様は得難い体験をなさっておりますね~
うちあげられる魚クンもいろんなモノがあるのですね~

投稿: フレディ・M | 2013年1月27日 (日) 16時07分

taizoさん、こんばんはぁ~

子供は凄いですね(笑)
私も、あの強風の中外遊びがしたいとの彼等にはビビリました(^^;)
う、うそやろ~~~って。

でも、行ってみたらやっぱ楽しかったです♪
やっぱ、海はいいですね(^^)

マツダイ!
次は私も絶対お持ち帰りです(><)
食べたかった~~~!

投稿: Fumi | 2013年1月27日 (日) 22時50分

フレディ・Mさん、こんばんはぁ

波の華って、越前海岸などでよく見られるヤツは、
出来て時間が経っていると黄色っぽくて小汚いんですが(笑)
この時のはフレッシュで真っ白で綺麗でした♪
風で容易く舞い上がる程軽いんですね。

私自身初めて見る魚もあったり、
ビーチコーミングは何度行っても、いつ行っても楽しいです。^^

投稿: Fumi | 2013年1月27日 (日) 22時55分

食料が沢山打ち上げられていますね(^-^o)
半日探せば一週間ぐらいの魚が採れるんじゃないでしょうか
ワカメも流れてくるんじゃないかな
海の近くだからこそでしょうね
川の近くなんてゴミだけです
ヤシの実は・・・駄目です(^-^o)

投稿: マサヒ | 2013年1月28日 (月) 19時06分

マサヒさん、こんばんは。

帰宅後妻に話していたら、
食材を持ち帰らなかった事をリアルにとがめられました(^^;)
次はクーラーボックス持って行かなきゃ(笑)
良い山も豊かだけど、
海って本当に凄いです。
真水と火種さえあれば、自分の命を食い繋ぐ位は充分できそうです。^^

ヤシの実、今度割って中身を確認してみます(^^)

投稿: Fumi | 2013年1月28日 (月) 21時00分

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