大荒れの三里浜にて
予報通り、昨晩から雪。
夕べは妻とのんびり深酒をして、今朝はゆ~っくり目覚めた。
今日は主夫の日。
いつもの様に、子供の食事の世話が一番の仕事。
雪と低温だけなら気にはならないが、とにかく風が強い。
さすがに山などへ行く気は起きず、
図書館でも行こうかなぁ。。。
のんびり過ごすつもりだった。
が、
男子達は元気が有り余っていて、どっか連れて行けと煩い。
「アホぅ!窓の外見てみぃやぁ、こんな日に外で遊べる訳ないやろ~!」
って説得するが、彼等は着替えて外へ。
家の前の道でこんな感じ。
まあ、子供なんて放し飼いにしとけは上手に遊ぶ。
その内寒さに負けて、納得して家に入ってくるだろう・・・。
昼食はお決まりの山盛りチャーハン。
食べて元気になったら・・・益々男子達が煩い。
先週海で遊んだ跡を見に行きたい、またあの続きがしたいと言うので
覚悟を決めて、しっかり着込んで、出動。
三里浜へ。
冬になって海が荒れると、
日本海側では季節風に吹き寄せられるゴミが増える。
ゴミは、まあ、あくまでもゴミなんだけど、
思いもよらぬ物が見つけられたり、珍しい発見が多いので、
ビーチコーミングは楽しい。
顔が痛いくらいの日だけど、
やっぱ自然の中で遊ぶのは楽しいな♪
トンでもない強風、怖い位に荒れた海のお陰で、
砂浜なのに、
波の華。
「うわ~♪(^o^)スゲーッ!」
超ふわふわのメレンゲで、体に飛んできても感触が無い程です。
子供達は初体験。
『なみのはな』は、海中の植物プランクトンが出す粘液で出来ると言われています。
通常は岩場など波が激しく当たる場所で多く見られますが、
今日の日本海の荒れ方は酷い。
陸に居る我々が身の危険を感じるほどの波なのに、
その荒れた波打ち際には驚くほど沢山の海鳥が群がって、舞っています。
数百羽~千羽以上はいようかと思われる大きな群れが、
浜に沿ってゆ~っくりと行ったり来たりしながら、
彼等は平気で荒れた波間にも降りては舞い上がりを繰り返します。
海が穏やかな時は、こんなに活発な鳥の姿を見たことはありません。
海鳥が色めき立つのには、ちゃんと訳がある。
荒れた海の波打ち際には・・・ 魚。魚。魚。
今日は大量の『ハリセンボン』。
この子達、きっと泳ぐのが凄く下手なんですね・・・ではなくて、
そもそも熱帯系の魚で、沖縄では『アバサー』の名で良く食されているそうですが
熱帯系故に、寒いのがダメ。いわゆる死滅回遊魚。
対馬暖流に乗って南方からやってきてしまって、
水温が低下する冬季になるとこうして打ち上げられてしまう。
同じくフグの仲間の『ハコフグ』。
これも南方系の魚です。
ハコフグは、フグの仲間ですが毒が在るのは主に皮。
鎧の様に皮が硬いので、
丸のまま焚き火に放り込んで黒焦げに焼いてから、
中身の美味しい身を頂く事ができます。(一応、内臓は止めましょう。)
泳ぎが機敏でなく、網ですくえる様な魚ですので、
昔から、ハコフグを焚き火で焼いて食うのは定番だったようです。
ただ、北陸の福井では多い魚ではないので、一般的な遊びではありません。
偶々見つけたら『おっ!ラッキー♪』って感じ。
おまけに今日は強風で焚き火は無理。
このハコフグは死後時間が経っているようで・・・食べられない。残念。
危険承知で波打ち際を歩けば、
様々な魚が落ちて(笑)います。
フレッシュで、まだピチピチと跳ねているものも。。。
なんだこりゃ?
初めて見る魚だったので、帰宅後調べてみたら
『マツダイ』
『市場魚介類図鑑』で調べてみたら、
「市場ではときどき見かける。スーパーや魚屋さんで見かけることはまずない。値段は決して安くない。 刺身/塩焼き/ムニエル 南日本の内湾や汽水域に生息。三枚に下ろしてみると白身で血合が赤く美しい。刺身にして映える色合いであり、見た目の美しさに加えてとても味がいいのだ。これを塩焼き、フライやムニエルにしても味わい良し。」
とある。
40cm以上はゆうにあった。
持ち帰れば良かった。非常に残念。
おっ、
コレは見覚えがある。『ダツ』
以前に自分で釣って(小アジ餌)食した事があるが・・・不味かった。
迫力ある顔、歯が特徴的で、
活きアジの泳がせ釣りで釣ったことがあるが
塩焼きにしてみたら、骨が緑色に焼きあがって・・・食べても不味かった。
でも、
鳥達は喜んで食べるだろうね。
魚ばかりじゃなくて・・・
とにかく、
色々な物が打ち上げられている。
ヤシの実も。
これも暖流(対馬海流)に乗ってやって来たのだろう。
浜辺は、
自然の教材の宝庫。
凍える程寒かったけれど、
とても有意義な時間が過ごせました。
海は楽しいです。
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コメント
確か昨日の予報は
波6m強風だったような\(;゚∇゚)/
そんな中、Fumi家のお子様たちは、とても元気ですね
マツダイ 初めて見ました!
荒波に揉まれて打ち上がったんでしょうね
>とても味がいい

マジっすか
次見つけたらお持ち帰りですね
投稿: taizo | 2013年1月27日 (日) 10時05分
波の華がじかに見て体感できるだなんて、

Fumi家のお子様は得難い体験をなさっておりますね~
うちあげられる魚クンもいろんなモノがあるのですね~
投稿: フレディ・M | 2013年1月27日 (日) 16時07分
taizoさん、こんばんはぁ~
子供は凄いですね(笑)
私も、あの強風の中外遊びがしたいとの彼等にはビビリました(^^;)
う、うそやろ~~~って。
でも、行ってみたらやっぱ楽しかったです♪
やっぱ、海はいいですね(^^)
マツダイ!
次は私も絶対お持ち帰りです(><)
食べたかった~~~!
投稿: Fumi | 2013年1月27日 (日) 22時50分
フレディ・Mさん、こんばんはぁ
波の華って、越前海岸などでよく見られるヤツは、
出来て時間が経っていると黄色っぽくて小汚いんですが(笑)
この時のはフレッシュで真っ白で綺麗でした♪
風で容易く舞い上がる程軽いんですね。
私自身初めて見る魚もあったり、
ビーチコーミングは何度行っても、いつ行っても楽しいです。^^
投稿: Fumi | 2013年1月27日 (日) 22時55分
食料が沢山打ち上げられていますね(^-^o)
半日探せば一週間ぐらいの魚が採れるんじゃないでしょうか
ワカメも流れてくるんじゃないかな
海の近くだからこそでしょうね
川の近くなんてゴミだけです
ヤシの実は・・・駄目です(^-^o)
投稿: マサヒ | 2013年1月28日 (月) 19時06分
マサヒさん、こんばんは。
帰宅後妻に話していたら、
食材を持ち帰らなかった事をリアルにとがめられました(^^;)
次はクーラーボックス持って行かなきゃ(笑)
良い山も豊かだけど、
海って本当に凄いです。
真水と火種さえあれば、自分の命を食い繋ぐ位は充分できそうです。^^
ヤシの実、今度割って中身を確認してみます(^^)
投稿: Fumi | 2013年1月28日 (月) 21時00分