富士写ヶ岳(大内~頂上手前810mピーク)
主夫の日。
だが、この時期の北陸では貴重な、折角の好天。。
とっとと子供達に朝食の給仕を済ませて、主夫業を離脱して、
今日は一人で、ゲレンデでみっちり滑るつもりだった。(だった。。(TT)
昨年末から、滑りたくて滑りたくて仕方が無いのに全然機会がやって来ない。
今日こそっっっぉぉぉお!!!
が・・・。
そ・れ・な・の・に、
正月休みで夜更かし癖が付いてしまった子供達が全然起きてくれない。
イライラと、思う様に主夫業が進まず、
何だかんだで、体が空いたのは10時。
・・・(--;)
この時間から走って行って、通行料払って、一日券か?半日か?
・・・。
コストパフォーマンスが悪過ぎる。
夕方には帰らなくてはならない。
悩みに悩んだが、
大きく溜息をつきながら予定変更。
慌てて準備して、近場の山へ。
ドラッグストアで水分と補給食を買って、
自宅から30分、大内峠。
主夫の日って、結局いつもこんな感じだなぁ。
思う様に一日遊びって出来ないね・・・
共働き子育て家庭なんだから仕方ないんだケドね・・・
・・・な~んて、ぐるぐると頭の中で考え事しながらやって来たけど、
山を前にすると
ワクワクして、テンション上がって、やっぱ、イイ気分♪
よし!
短時間でも目一杯! 今日もスカッと遊んどこう!
県境のトンネルを越えた旧道口は除雪がされていなかったので、
路側帯に停める。
先客が1台居て、男性が車外で何やらやっておられた。
どうもこの方も今から入山みたい。
「こんにちはぁ~(^^)。どちらまでですか?」
実は昨年末に大聖寺の深田久弥山の文化館でお話した方から
火燈古道を勧められたこともあって、
古道で火燈山にしようか? それとも富士写にしようか?
どっちに登るのか悩みながらここまで来たのだけれど
この方は富士写ヶ岳を目指すそう。
じゃぁ、私も♪
加賀から来られたHさん。
「時間が時間だからね~急がないとね~」
「頂上まで行けますかね~」
「雪の具合次第ですね~」
11:00 旧道の橋を渡って出発
少し歩いて直ぐにHさんが脇の斜面を指して
「ここから直登で尾根に出られますよ。」 と言う。
登山口の遥か手前、川を渡る橋の手前。
序盤は未だ笹が出ていて薮は隠れていないが、
「おぉ!行きましょう♪」
正月太りの体を苛めたくて仕方が無い。
Hさんはスノーシュー。
スキーの私は、中々手強い急斜面が多くてジグの多用になります。
(今日は短い板のフリーベンチャーです。)
道路脇の急斜面をやっつければ、歩き易い植林の斜面。
汗だくで交代しながらのラッセル。
斜面上部は雑木林。薮も濃く、傾斜もキツくて思う様に進めず難儀しました。
ここは絶対ワカンに軍配。
尾根が近付いてくると岩場に雪が載った様な急斜面もあって、
サラサラの新雪がズルズル崩れまくって中々体が上がってゆかない。
直登出来るHさんが羨ましい。
こんな感じの斜面では私が置いていかれます。
鉄塔を目印にと言われましたが、
サラサラ新雪急斜面に、相変わらずの薮も相まって
ルート取りに苦心しながら、少々左へ寄ってしまいました。
尾根まで出ると、右側に鉄塔が見えています。
さあ、後は楽な尾根道か・・・ いえいえ (--;))
この先は、延々と薮薮との格闘でした。
こんな尾根に突入し、進んでゆくのです、、、よ。
板履いて。
素晴らしい全身運動でした♪ ^^
30分程格闘すると、
ようやく夏道の登山道が上ってきている場所に合流しました。
開けた林が超嬉しい(TT)
が、
これも糠喜びでした。
標高が上がると共に雪が増えるのは良いのですが、
天井が低くなって登山道内が進めないのに薮は消えていないという、
一番中途半端な積雪量(TT)
おまけにサラサラふかふかで激ラッセル(TT)
私はまだマシでしたが、Hさんは所々腰上まで埋まって難儀していました。
私も、ここから先は写真を撮る心の余裕が無かった様です。
帰りは夏道を使って短縮するにしても、
この薮では、緩斜面は下りであっても相当時間が掛かることが明白。
この時期はまだ日が短い、4時には暗くなる。
「引き返しのリミットは2時ですね。」
それでも、『何かアクシデントが起きれば』 と思うと、
幾ら下りは早いとは言え
今日の雪の状態では保険が足りないと感じる時間設定だ。
今日ばかりは、時間厳守。
頂上への最後の登りが見えるピーク(810m)まで来たが、
ここも中途半端な積雪量で、
痩せ尾根に雪屁が載っているアノ眺めは見られなかった。
ここで 13:30 。
頂上はアノもうちょっと向こう。
頑張れば、行こうと思えば行けそうだけど、ギリギリかな。
ここで止めましょう。
充分、景色は良いよ♪ ^^
不惑新道の尾根で繋がる小倉谷山から火燈山方面。
尾根の向こうには、丈競の山小屋も見えている。
龍ヶ鼻~あの尾根~冠も周回してみたいなぁ。
下界へ目をやれば、
北潟湖の向こうに発電風車。
白銀の坂井平野の向こうに日本海。
ラッセルは辛かったけど、今日は安定した天候で良かった♪
ここでようやく、休憩。
石川県境~坂井平野~福井平野~丹南まで一望!
この尾根からの眺望は素晴らしいです。
下りもラッセルアリアリでしたが、
半分位はこんな気持ちの良い斜面です。^^
込み合ってますが、
薮に強いフリーベンチャーなので、結構楽しめます。
ただ、コロコロ変化する斜面に
ビンディングを固定したりフリーにしたり忙しいです(^^;)
下の方へ来て、
登山道が明瞭になってくると、やっとペースが上げられます。
赤テープまでやってきたら、
帰りは素直に夏道を下ります。
この先は、登山道の窪みの中をジェットコースターです。
14:22
引き返し地点から30分程であっという間に登山道終点。
ここから林道歩行。
14:27 大内峠旧道の登山口の看板。
さらに車道歩行ラッセル。
大内側からは、私達二人以外の入山者はありませんでした。
14:37 駐車位置に帰。
撤収して着替えたら、3時を回っていました。
持てる時間を使い切った感じ。
超イイ感じの疲労でした。
Hさん、ありがとうございました(^^)
また何処かで御逢い出来ると良いですね♪
再会を祈念してサヨウナラ。
今日も、
雑木林に癒されて、山を愉しむことが出来ました。
感謝。感謝。
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コメント
Fumiさん、おはようさん♪
昨日は北陸には貴重な晴れの1日でしたね。
ちょうど道連れができて良かった良かった!
フレーベンチャー(フリートレック)は藪山には
最適のスキー板ですよ。途中までは残念ですが、
時間を考えると正解(^^)
今年もよろしくね(^^)
投稿: YAMA | 2013年1月 6日 (日) 06時53分
なかなか一日目いっぱい遊ぶなんて無理でしょう
自分も半日が精一杯です(^-^o)
サラサラ雪だと歩くに苦労ですね
知らない人と仲良くなって有意義な一日でしたね
ゲレンデスキーより良かったんじゃないかな
今日は山も行かず何処にも出かけず買い物付き合いの日です(^-^o)
投稿: マサヒ | 2013年1月 6日 (日) 09時52分
YAMAさんこんばんは。
自分で言うのも変なモノですが、
かなりのハードコンディションでした(笑)
それでもどうにかなるフリーベンチャーは超優れものツールです♪
この板での低山ハイクは超楽しいです(^^)
貴重な好天に終日自由が無かったのは残念でしたが、
心身ともに充分な満足度でした♪
先生!こんな私でも、
突っ込まずに引き返す事が当たり前に出来る様になりました(笑)
今シーズンは、
山スキーへ出来るだけお誘い下さい。
実力不足は承知の上ですが、何とかして食らいついて行きたいです。
m(__)m
投稿: Fumi | 2013年1月 6日 (日) 22時03分
マサヒさん、こんばんは。
山は、雪山は大好きだけど、
やっぱ完全な御独り様は心細いのですよ(^^;)
入山口に先客が居ると、新雪を踏める快感を求める心と裏腹に
内心ホットしたりして(笑)
ゲレンデへ行けば沢山人が居ますが、
山の様な出逢いや縁はありません。
この日の御縁も、
在り難い、嬉しい出来事でした。
自然を感じられて癒されるのは勿論ですが、
こんな出会いも山の良さかもしれませんね。^^
投稿: Fumi | 2013年1月 6日 (日) 22時09分
土曜日はお天気でしたね♪(^^)
僕も福田師匠と富士写ヶ岳登ってましたよ!!!
橋からでツボ足でも余裕のトレースがあって楽ちん2時間コースでしたが(^^;)
大内側で見えたのはFumiさんだったんですねww(嘘)
今シーズン、一度はFumiさんとスノトレしたいなぁ(*^^*)♪
投稿: まきちゃん | 2013年1月 7日 (月) 19時17分
まきちゃん、こんばんはぁ~
そっち側に居たんですかぁ---!(><)
やっぱ皆さん我谷側からなんですね~。。。
ボクも吊橋からにすれば良かったぁ!!!
そっちならブナ林もあるしぃ~~~
少しでも時間をケチりたくて、こっち側から登っちゃいました(T-T)
福田師匠とまきちゃん二人だからこそのコースタイムでしょうね♪
登り超速そうだもん(^^)
私も御一緒したいなぁ
投稿: Fumi | 2013年1月 7日 (月) 21時57分
その赤いMR2去年勝原で見たような気がします。
投稿: MA310 | 2013年1月 8日 (火) 16時08分
MA310さん、この方山ヤさんだからきっと荒島に登ってたんでしょうね。^^
投稿: Fumi | 2013年1月 8日 (火) 21時22分