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2012年12月16日 (日)

ボクの好きな遊びの日

     
     
                   

職場の後輩のK君。

元々ランドナー乗りの彼がロードも手に入れたとのこと。

彼は自分で自転車を組んだり改造したり出来るので、

中古パーツを地道に集めてはコツコツと作業し、いつの間にか形にしてしまう。

           

そう聞いちゃぁ・・・知らん顔もしていられない。

よし。 じゃあ、一緒に遊ぼう!

って話になった。

                

子供の朝食の給仕等、主夫業をこなしてから慌てて準備、車に積んで出動。

遅い出発であまり遠くへは行けないし、

彼と走るのは初めてなので、のんびり程々のコース設定にした。

塩屋海水浴場からのスタート。彼の希望で小松空港方面へ向かう。 10:40

             

松林の中のサイクリングロードは砂と松の落ち葉で滑りやすい。

まあ・・・のんびりと。

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いつもの東屋で写真休憩。

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CR終点で片野へ出たら、(県)143号で橋立方面へ。

坂もあって、徐々に体が温まってきた。

久々のロードだったので、警戒し過ぎて厳冬期並のいでたちで来てしまった。

強めの向かい風だけど、暑い。

久々に自転車で掻く汗がちょっと心地良かった。

             

橋立の裏路地には北前船主の屋敷あり、風情有る家並。 11:05

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焼き板の塀にカラスウリ。

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カラスウリの種は打ち出の小槌みたいな形で、何だか縁起が良い。

                

橋立の漁港を過ぎて

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尼御前SAから先は海岸道路を走ったが、

強い風で波が荒くて、時々塩辛い飛沫をかぶった。

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柴山潟から流れる新堀川の河口で海岸を離れ、(県)20号に乗る。

遮る物が無い道を風に向かって巡航して、

ゴルフ場の丘から空港を見下ろす道へ。 11:40

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離陸を幾つか見送る。

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本当は着陸を見せてあげたかったのだけれど、

K君に携帯で時刻表を調べてもらうと、次はもう14時台まで無さそう。

撤収。

             

航空プラザへ。  12:20

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何度来てもテンション上がる。

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実機は勿論、模型や様々な展示を見て回るのも楽しい。

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おっ! この『飛鳥』は

私が子供の頃に岐阜の基地で研究開発が行われていたもの。

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STOL(Short Take Off and Landing)と言って、

滑走路の短い地方空港を結ぶコミューター航空の様なものをイメージして

開発が進められたのだろうが、

研究の結果、実用化は超高コストだという事が判明して終わった。

頭上を飛んでいた特長的な姿を、今も鮮明に覚えている。

    

物理の授業みたいな展示も面白い。

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へぇ~~~♪ 勉強になる。

       

超音速と、亜音速域での機体と音波の関係。

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えっ!えぇぇぇーーー!血液が体温近くで沸騰!?

既に空じゃなくて宇宙じゃん。 偵察機ってそんな高いトコ飛んでんの?

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家族で来て子供と一緒だと忙しないけど、今日はゆっくり見られる。

K君も退屈せず熱心に色々と見て回っている様なので、安心して時間を使う。

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ちょいとゆっくりし過ぎて、13時を回ってしまった。腹ペコ。

     

空港から南の方の田んぼの中、うどん屋へ寄る。 13:20

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月見。温かいつゆが美味しい。

ふと視線を上げると・・・

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???(^^;) じゅ、十三分?

値段も手頃でとっても美味しかったから納得なんだけど、

人気店の様で、お客様ひっきりなしでした。

    

ここから西の方へは、元の柴山潟の干拓地が広がっています。

水路に沿ったサイクリングロードで片山津方面へ。

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干拓地の田圃は土地が低く、明らかに川の水面よりも下にあります。

この辺りを地図で見ると(↓)こんな感じ。

Photo

湖の半分が干拓されて農地にされたのが手に取るように分りますね。

干拓地を取り囲む水路が、元の柴山潟の形を浮かび上がらせています。

        

そんな広大な田圃の中に、ハクチョウの群れが居ました。

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この子達、文字では上手く表現できませんが、子犬みたいな鳴き声でした。

カワイイ。

         

片山津までやってきて、湯の元公園から沖に突き出ている浮御堂。14:15

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祀られているのは弁天様でした。

お賽銭お上げしておまいり。

         

湯の元公園から程近い

総湯前交差点にある足湯に入りました。 14:30

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ウッドデッキに風除けのある東屋が建っていて、かなり寛げる雰囲気です。

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丸い湯船の方はぬる~いですが、

細長い方は十分な熱さで、体まで温まる感じです。

       

お湯から上がっても足がぽかぽかとして、

自転車で走っていても心地良いほんわか感が暫く続きました。

        

片山津を後にして、

(県)148~(県)20~(県)19で大聖寺へとひた走ります。

駅前で観光案内看板を確認して、街の散策へ出ます。

先ずは山ノ下寺院群を見て回る。 15:25

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九谷焼?の瓦は赤茶色。越前のお寺とは少々雰囲気が異なります。

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加賀神明宮の参道から熊坂川沿いの桜並木の道に出て、

大聖寺川へと下ります。

加賀藩の支藩であった大聖寺藩の城下町でしたから、歴史の有る土地です。

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藩邸跡を学校にしちゃったのか。ナルホド。

     

川の畔に藩主別邸の長流亭が残っています。国の重文です。

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書院や茶室などがあり、お殿様が粋な遊びを愉しまれた場所のようです。

残念ながら荒れていますが立派な庭園もあり、

江沼神社の境内になっています。 15:40

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御参り。

             

この境内に、こんなものが在ります。

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深田久弥の文学碑です。

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(夕方に、今下りてきた山を振り返って眺めながら、

 もう頭ん中では次の山のことを考えてる~) みたいな感じかな?

深田久弥は大聖寺の生まれです。

          

江沼神社から近く、角を二つ程曲がった先、

こんな素敵な船着場を見下ろす橋を渡ると

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深田久弥 山の文化館があります。 15:50

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深田は、あの有名な日本百名山の生みの親。

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元は機屋(はたや)さんだったという建物を利用して博物館になっています。

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作家としての功績・足跡はもちろん、

登山家、山岳研究家としての深田を紹介する資料も数々。

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地形図は、この様に整理して使っていたそうです。

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へぇ~世界百名山ってのもあるんですか・・・ あ、

途中で亡くなられて、これが絶筆なのですね。

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何度も推敲を重ねたことが窺える手書き原稿も、手にとって見る事ができます。

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深田久弥は大変福井に所縁の深い人物でもあります。

旧制の福井中学校、今の藤島高校に在学していました。

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当時、福井から大聖寺まで歩いて帰った事もあったそうです。

初めての白山登山が中学三年生だったとのこと。

勝山から谷峠を越え、石川県の牛首で一泊。

翌日は白山温泉泊まり。

次の日に室堂まで登ったとあります。

交通の便が良い今とは随分異なる、長い行程ですね。

          

初めての登山は11歳。富士写ケ岳

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身びいきの独断としつつも、

「おそらく内地における独立の山で富士に次いで美しいのは

 白山ではないかとさえ思う。」 と語っていたそうで、

その登山歴のスタート、愛する土地が近いことに、親近感を覚えました。

        

        

さあ、ここでもゆっくりし過ぎてしまった。

16:20 薄暗くなり始めてしまったので、

最後くらいはガッツリ回そうぜ!とK君を叱咤しながらガンガン曳きます。

(県)140~(県)296 最後のちょいとした登りも脚を休めずに追い込んで

16:50 塩屋の浜へ、ゴール。

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丁度いい疲労感で、良い汗かいて、気持ち良く撤収!

こんなコースでした

         

逸る気持ちでハンドル握りながら

K君の家へ寄り、私の家へ寄り、着替えて、

妻にお願いして(^^;) 駅前まで送り届けてもらう。

       

待ちに待ちに待ちに待ちに待った!ビール!!!

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お疲れ~♪

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2時間で、

ビール ×3

ハイボール

白ワイン(グラス)

日本酒 1.5合

チューハイ

焼酎ロック  (以上、私が飲んだ分。)

K君も同じ位飲んだ。

       

腹一杯になって、気持ち良~く片町まで歩いて、

もう一軒。

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マティーニを作ってもらう。

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結構ドライでした。 K君!大丈夫か(笑)

マスターいわく、「ほとんどジン。^^」とのこと。ベルモットは香り付けですね。

でも、超美味しい♪

        

結婚して子供が生まれてからは

こんなトコから遠ざかっている。

このお店に来るのはきっと15年振り位。

色々ぶら下ってる雰囲気はまるで我が家の玄関と同じだ(笑)落ち着く。

昔と全く変わらぬ感じが嬉しかった。

                   

こんなのが飾ってあるようなお店で、

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自衛隊の方や航空関係のお知り合いやお客さんもあるようで、

様々な実物もぶら下っていたりします。

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その方面の書籍なども多く置いてあり、

マスターも次々と色々な資料や記念の品を出して見せてくださるので、

昼間に航空プラザへ行ってきたこともあって、

どんどん話が・・・アグレッサー・飛行教導隊・・・飛行実験隊・・・

話は次々広がり、脱線し、昔このお店で働いていた女の子の話など(^^)アレ?

                  

とても楽しく、美味しいお酒が頂けました。

K君はこの様なお店は初めてとのことで、まあ、楽しんでもらえたかな?^^;

                

自転車で・・・飛行機に・・・山に・・・酒に・・・

気付けば私の趣向ばっかりの遊びになっちゃったかも(笑)

K君。これに懲りずに、また宜しく頼むよ♪ ^^

          

最後はまた、妻にお願いして(^^;)ゴ、ゴメンヨ~。。。

K君と私の配送をしてもらいました。

どうにか日付が変わる前には帰宅。

感謝。感謝。

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コメント

内容が豊富ですね
充実した一日です
最後が宴会でとても充実ですね(^-^o)
深田久弥のストーブはコールマンのピークワンの初期ではないでしょうか
時計も気になります
日本百名山はかなり昔にNHKが有名にしてしまいましたね
その時のDVDはいまでも宝物です(^-^o)

投稿: マサヒ | 2012年12月18日 (火) 20時31分

マサヒさん、こんばんは。

この日は、自転車自体は単なる移動のツールですね(^-^o)
それ以外の部分がとっても充実していました。
アウトドアで火を使うのっていいですね。その道具も素敵です♪
私自身は百名山に思い入れも特別な興味も無かったのですが、
こうして色々と学ぶと、深田久弥という人物には大変興味が湧きました。

飛行場で飛行機を眺めて、飛行機の博物館へ行って、〆の酒場でも飛行機の話をしていました。趣味は最高の酒のつまみですね(^-^o)

投稿: Fumi | 2012年12月18日 (火) 23時07分

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