京都旅の計画
1ヶ月程前から、妻が「京都、京都・・・」と煩かった。
娘と二人で、女子だけで行きたいと言う。
そもそもの始まりは、
『 大エルミタージュ美術館展 』 が4月に東京で始まった事に遡る。
我が家の女子達は、「近くなら行きたいのになぁ・・・」 と事ある毎に言っていた。
夏休み前に東京展が終わり、次の開催が7月終~9月の名古屋だった。
名古屋ならば行けないことも無かったが、これも逃してしまい、
次に10月から始まったのが京都展。
紅葉時期に合わせて組んだスケジュール?に見事に釣られて、
『京都行きたい病』に罹ってしまったのだ。
京都旅の本を買ってきて、
ここへ行きたいあそこへ行きたい、あれを食べたい、これを見たい・・・。
随分楽しみにしていた様だったが、
彼女、自分で旅をした経験など殆ど無い上に、地図を読むのが大の苦手。
結局、様々なリクエストが私の方へ飛んできて、
この一週間は、職場の休み時間も家での夜更かしも、調べ物や計画の作成。
福井駅発の電車に乗るところから始まって、
少しでも節約する為に、普通利用~快速への乗り換えや、
乗換遅れのトラブルや、楽し過ぎて帰りの時間が押して特急に切り替える場合など
往復とも数パターンを想定した時刻表を作成し、妻にレクチャー。
「京都てくてく はんなり散歩」 みたいな本を読んでは、無邪気に空想する女子。
土地勘が全く無いので、行きたい場所に全く脈絡が無い。
それをある程度まとめて、1日全体のプランを組み立ててやる必要がある。
歩きでの散策も旅の楽しみだから
町並みが良さそうな場所は歩き移動にして、
ある程度距離が開く場所は公共交通手段。
天気が悪かったり、乗り継ぎに自信が無い場合などは
最悪、京都なら何処ででもタクシーがいるから大丈夫だろうが、
少しでも節約して団子の1本でも食べたほうが良いし、
タクシー使っちゃ旅の雰囲気が目減りしちゃう。
地下鉄、バス、田舎と違って本数が多いから時刻表を気にする必要は無いが
変わりに、「どれに乗れば良いのか?」分らない。
地名がちんぷんかんぷんな妻は完全にお手上げ。
朝、京都駅に着いたとこから始まって、
〇〇→△△、△△→□□・・・ その場の気分や状況で変えられる様に
市内の主要エリアを移動するためのパターンをある程度網羅して、
路線図、乗り場の地図、路線名・番号、時刻表、降りるべき乗り場、
・・・等をA4の紙1枚にまとめたものを、移動パターン毎に作成。
エリア毎にA3サイズに抜き出した地図を印刷し、
お店や観光スポットの位置を書き込んで、
歩き移動の行程がイメージ出来る様にしてあげる。
たっぷり行動時間がとれる様にと、
超早朝・深夜も関係無く駅までの送迎も買って出て、
「さあ、どうぞ行ってらっしゃい。」 と送り出す準備は万全。
三連休初日がその予定日。
女子を送り出したら、男子チームは釣りへ行く予定。
前夜、
セイコ蟹にマグロの赤身、ブリの照り焼き・・・私の好物が並んだ。
準備の頑張りへの労いかと思いきや・・・
話の展開は違っていた。
「やっぱ自分では不安。。。迷子になったらどうしよう。。。」
ここまで準備・お膳立てしたのに、
結局、
私が引率しての家族全員移動になった。
この一週間の労力は・・・何だったんだ?(--;)ん?
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