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2012年11月23日 (金)

秋の京都、歩きまくり。 後編



    

 

京都市美術館を後にして神宮道を突き当りまで歩けば 『 平安神宮 』

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ここ数年、年に二度程は自転車で訪れてこの神門の前で写真を撮っていますが、

ここから先へ入ったのは、修学旅行で二度と、独身時代のデートで一度。

折角なので久々に・・・と思ったけれど、

ここで小雨が降って、門の下で雨宿り。

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お喋りしていたら10分もせずに雨が収まったけれど、

他の方が歩くのを眺めていたら・・・七五三参りの家族。

広い境内の中を一歩一歩、歩く度に砂利の中にめり込む靴が濡れて・・・。

ここはパスしよう。

 

神宮道から1本東の岡崎通へ出ると、

南禅寺方向に見える食事処の前は長蛇の行列が歩道に溢れている。

我々は逆方向へ、丸太町通を北へ渡って、黒谷。 『 金戒光明寺 』

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自転車で度々京都を訪れる様になってから教わった場所。

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黒谷は、江戸時代に会津藩が京都守護職の本陣を置いていた場所で、

江戸初期には既に城郭構造に改修されていたとの事です。

なるほど言われてみれば、建っている場所も高台の好立地。

三門からの見下ろす様な眺めが爽快なのですが、残念ながら今は改修工事中。

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幕末には新撰組の活躍と共に血生臭い歴史の舞台装置となりました。

裏手に回ると、会津藩士のお墓があります。

               

岡崎周辺には人が溢れる季節でも、ここまで来ると一息つける静かさ。

境内の茶屋でだんご休憩にします。

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一服したら、

お墓を横目に裏道を抜けて、程近い 『 真如堂 』 へ。

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門の前に立っただけで既に、

誰もが、その紅葉の素晴らしさにテンション上がります。

境内に入ると、門脇左手の木が嘘みたいに真っ赤!

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枝振りからも分る通り、モミジやカエデではありません。何の樹種だろう。見事。

ここから先は、妻も私も歩みを進める度にカメラを構えて・・・

只広いだけじゃなくて、伽藍と木々で複雑な視界の境内、

子供達も赤や黄色の森の散歩が何だか楽しそうで、ここで随分時間を使った。

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パッとしない天気だけれど、

日が射したり陰ったり、その変化の度に濡れた葉が色々に変化して、

素晴らしい時間でした。

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三重塔も、余りに沢山の表情を見せてくれるので、中々離れられない。

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鐘突堂の陰だけに、緑の葉が残っていました。

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何枚も何枚も写真を撮って、のんびりと散策を愉しんで・・・

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あ~、こんな場所に居ると、良いカメラが欲しくなるね。

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名残を惜しみつつ、

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次の目的地へと、住宅街の中へと歩き始めます。

 

直ぐ隣の迎称寺の門構えが、

伸びた萩の枝の感じや、必要以上に草をむしっていない感じが、

とっても私好み。

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その奥の森も。

庭の専門家から見れば明らかに伸び過ぎて手抜きな枝振りでしょうが、

人の気配が在りつつ、半分放置で自然任せな感じが私の趣味にぴったり。

まあ、空き家の一歩手前の雰囲気ですが(笑)

 

高台を東へ下り、白川通を渡って、哲学の道を横断。

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京野菜の名にも冠されている鹿ケ谷の山際へと坂を上ってゆきます。

 

先ずは 『 安楽寺 』

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門前石段の紅葉が美しいですが、門から先は拝観料が要りますので、

写真を撮ったら次へ。^^;

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山際の道を北へ上れば 『 法然院 』

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森の向こうに門が見えてくる参道が素敵な雰囲気です。

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こちらのお庭は、充分立派なのに拝観無料です。

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講堂との札が掛かった建物で、若手芸術志望者の五人展が開かれていました。

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娘には、嬉しいイレギュラーな出来事だった様です。

 

再び哲学の道へ出て、北上。

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銀閣寺の参道までやって来ると、

『うへぇ~・・・』 気持ちが萎える大混雑。

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まあ、これも観光地へ来た気持ちにはなる(笑) 土産物屋を物色しながら進む。

女子チームは銀閣寺を拝観したいと言うが、

私は以前にも数度来ているので・・・^^;

(ここのお庭は、人混みに流されて押されて見るべきではないと思います。

 誰~も居ない位の雰囲気でないと、きっと、地味な良さが堪能出来ない。)

腹ペコ男子チームは、

山門脇の茶屋で蕎麦を食いながら待ちます。

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後から写真を見せて貰って・・・やっぱ行けば良かった?

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女子チームと合流後は、

参道の有名店でおだんご休憩第二弾。

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私は草だんご。妻はぜんざい。子供はみたらし。

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みたらしの餡が黒糖の香りたっぷりで、とても美味しかった♪

次来た時は私もみたらしにしよう。

 

長男は参道歩きながらこんな物も。

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後ろに写ってるおばさま達も、何やら食べてますね(笑)

銀閣寺参道は、どのガイドブックや観光紹介サイトを見ても、

実際に歩いてみても、

とにかく美味しそうな物が多い。

甘味系のクチコミ人気ランキングでも、上位に多くの名を連ねる。

 

人混みを抜け出して白川通今出川まで歩いたら、

ここからバスに乗ります。

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田舎では在り得ない、主要なバス停以外は止まらない『特急バス』で、

一気に四条河原町に降り立ちます。

 

街の更に繁華街のど真ん中、銀閣寺の混雑が過疎に思える程の超大混雑。

子供の手をしっかりと握り、

ペンギン大行列みたいな四条通の歩道をどうにか新京極への角まで歩いて、

途中から細い筋で寺町通へ抜けて、

『 錦市場 』 へ。

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美味しそうな物がい~っぱい♪

錦天満宮正面から西へ

寺町~御幸~麩屋~富小路~柳馬~堺町~高倉~と、

多くの通り・筋を跨いで、300~400m程も続く市場街。

食いしん坊の天国です。

活きた手長海老やナマズ、ハモの照り焼きなど、

我々の身近では決して店に並ばない品々も多いです。

帰りの事を考えると生鮮品は買い辛いので、買い食い。

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更に、修学旅行気分で、チープなお土産物屋さんの物色など。

          

順序が逆だった様な気もしますが、

最後に錦天満宮を参って

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子供達、賢くお利口さんになりますように・・・。

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流石に都会の真ん中のお宮さん、

おみくじも機械仕掛けでした。おみくじ自販機?

 

お腹も、気持ちも、疲労も満腹になってきたら、

鴨川を渡って、車を停めてある祇園へ戻ります。

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娘は、

テレビなどでよく見る様に、

本当にカップルが等間隔に並んで座ってるのを見て感動&大ウケ。

 

最後の最後は、

これぞ『京都へ来た!』って風情を味わえる界隈。

巽橋の辺り、それも更に、夕景♪

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挙式?カップルがプロの方に写真を撮ってもらっていました。

お幸せにね。^^

 

イイ感じに石畳が湿っていて、

街の灯りが映えます。

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観光ガイドでよく見る辰巳大明神のこの風景。

素敵なのは、やはり写真に写る風景だけではなくて、この場の雰囲気。

脇には琵琶湖疏水から続く川の流れ、桜並木。

その向こう側は料亭が並び、

灯りに浮かぶ窓越しに、別世界の座敷やテーブルが見えています。

自分には縁遠い場所のそんな眺めも、いかにも京の都の風情。

そんなのを

眺めて歩いているだけで、

何だか贅沢な心持になれました。

 

最後の最後にもう一軒、お土産を買いに寄って、

ようやく、長い、長ぁ~い散歩が終了。

 

楽しかったね♪

 

車へ戻って、

さっきまで一番元気に歩いてた末っ子は、あっという間に夢の中へ。

長男も、長女も、やがて・・・

後は夫婦で思い出話をしながら・・・

その妻もやがて、ねむねむになって・・・

途中で、私一人だけラーメンを食べて、

無事に帰宅しました。

 

遠足は、玄関入って「ただいま」言うまで。

 

良い遠足が出来た。

めでたし、めでたし。

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コメント

Fumiさん、おはようさん♪
京都大旅行、お疲れさま~
いやはや、見所満載ネタてんこ盛り♪

京都といえば、南禅寺、真如堂、法然院と
無料のお寺が欠かせません(笑) 
機会があったら御所の一般公開日にぜひ(^^)

今は無料サイクリング道を目指していますが、私くらい
生きていると、有料の寺社に1度は入っています。
機会があったらどうぞ!

投稿: YAMA | 2012年11月25日 (日) 05時05分

YAMAさん、こんにちは。

実際、本当に見所満載でした♪^^
やっぱ京都は素晴らしいですね。

私も妻も一番感動したのは、
お料理を頂いたお店の店員さん達が皆、大変優しくて気遣い心遣いが素晴らしくて、気持ち良く素敵な時間が過ごせた事です。
お土産物やさんや、お茶屋さんの方も優しくて会話が心地良かったです。
流石観光の土地!ってだけの話ではなく、
お客を接待する態度が素晴らしいと感じました。
それに対して、美術館職員の態度が・・・^^;やはりお役所仕事?

私はまだまだ当分の間、無料道を探求いたします(笑)

投稿: Fumi | 2012年11月25日 (日) 17時08分

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