« 京都旅の計画 | トップページ | 秋の京都、歩きまくり。 後編 »

2012年11月23日 (金)

秋の京都、歩きまくり。 前編

 

5時自宅発で、湖西を走る。

しとしと雨が断続的に降っているが、微妙ながらも一応午後から回復気味の予報。

まあ、私は超晴れ男だし・・・大丈夫たぶん。気にしない。

 

8時前に、先ずは大原 『 三千院 』 へ。

02

門前の土産物屋街は当然未だ開いていない。

門塀も閉じられている。

03

04

静かな山里の雰囲気を味わいながら、周囲をの~んびり散歩。

05

07

三千院、仁和寺などは、皇族が住職になられるなど

『門跡寺院』 として皇室に縁が深いお寺です。

門の扉にも何気なく菊の文があしらってあったりします。

06

宮内庁が管理しているんですね。

08

晩秋、落葉の道が良い感じです。

09

 

『大原 里の駅』 へ寄って朝市の準備を眺めたりしたら

高野川沿いに車を走らせて、市街地へ出ます。

             

次に散歩するのは、『世界遺産 糺の森』

平安京が置かれていたような大昔からずっと在る原生林です。

10

人の手が適度に入っているので、綺麗でさっぱりとしています。

雨上がり~時々霧雨。

しっとりと濡れた森の空気が美味しく、清清しい。

       

人の手で植えられた桜や紅葉と比べて、自然の樹種は色付きが遅いです。

平地のここでは未だ緑が多く、まだまだ秋も序盤の雰囲気。

11

小川の流れる森を散歩したら、

大鳥居をくぐって 『 下鴨神社 』 へ。

12

13
祭事最中の本殿へ静かに参ったら、

家族皆それぞれに、自分の干支の守護社へもお賽銭お上げして御参り。

14

気分サッパリとしてお宮を後にします。

15
    

車で効率良く移動できるのはここまで。

秋のベストシーズン、おまけに三連休の京都。

ここから先市中心部へ近付いてメジャーな観光スポットへ行こうと思うと

渋滞+駐車場問題が避けては通れない。

混雑が始まる前に川端通で一気に中心部まで移動したら、

9時半には祇園四条の市営駐車場へ放り込みます。

これでよし。

あとは、ぶらぶらてくてく歩きの旅です。

 

四条通で 『 八坂神社 』 へ。

16

下鴨神社でもそうでしたが、

今日は一斉に 『 新嘗祭 (にいなめさい) 』 が執り行われる日。

簡単に言うと、秋の収穫感謝祭ですね。

境内に席が設けられ、多くの方が参集されていました。

17

本殿前へ行ける雰囲気ではないので、手前に設けられたお賽銭箱でパンパン。

 

御参り後は南へ出て

18

人ごみを離れて静かな街へと歩きます。

 

『 石塀小路 』 と呼ばれる裏路地の奥に、料亭やカフェ・小ギャラリーなどがあって

20

あ~・・・京都へ来たなぁ・・・って風情が楽しめます。

19

21

22_2

清水寺から~秀吉の正妻北政所ゆかりの高台寺へと続く

『 ねねの道 』 に隣り合って繋がっている路地なので、

風情を愉しみながらのぶらぶら歩きに最適です。

25

24

23

 

10時を回ってお腹が空いてきたので、

妻が予習してきたお店へ。

26

ちりめん山椒が美味しいそう。

佃煮を売っている只のお土産屋さんかと思いきや、

店員さんに案内されてほの暗い店の奥へと進むと、明るい坪庭が在って

27

その奥はカフェスペース。

間口から思う以上に奥行きが長い、典型的な京都の建物ですね。

 

大人はお茶漬けのセット。

28

最後の〆にちりめん山椒と熱いほうじ茶でサラサラと・・・

飲んだ翌日の胃袋に、この優しさは最高です。

 

子供は甘いもの。

29

寝ているところを車に放り込んで連れて来られた末っ子、

寝癖がそのままです。

          

食べて元気が復活したら、また歩く。

私の好きなパターンの旅は、とにかく歩きます。

 

再び八坂神社の境内を抜けて、円山公園から北へ。

公園内でこんな二人組み。

30

こんな時間だし、着物のシワもなんだか・・・う~ん・・・体験舞妓はんかな?

    

『 知恩院 』

31

32

一度この三門に上がってみたいなぁ。

一等地だし、眺めいいだろうな。一般公開無いのかな。

 

神宮道の坂を岡崎へと下ってゆきます。

33
    

大鳥居の前まで来たら

34

ようやく、女子チームリクエストの 『 京都市美術館 』

35
エルミタージュ美術館は、ロシアの国立美術館です。

サンクトペテルブルクにあります。

ロシアの皇帝が買い集めたコレクションを始め、

ルネサンスから始まり ~ 17世紀ヨーロッパのバロック

~ 産業革命・フランス革命と大きく動いた18世紀のロココ ~

ロマン派から印象派の19世紀~20世紀まで、

クロード・モネ、ポール・セザンヌ、

アンリ・ルソー、アンリ・マティス、パブロ・ピカソ・・・そうそうたる名の画。

前半は宗教画が中心となりますが、19世紀以降は実に見応えがありました。

 

テレビで特集番組を見ていたという長男(5年生)が、

アンリ・マティスの『赤い部屋』の額の前へ私を連れて行き、

「この絵はの、本当は緑色の部屋での、あとから赤に塗りなおしたんやよ。

 がくぶちに近い周りのトコを良く見るとの、もともと緑色やったのが分るやろ?」

って、私に解説してくれて驚きました。

36

流石大人気の美術展、物凄い数の入館者で少々疲れましたが、

これはやはり価値がありました。

遠くロシアの所蔵とあっては、もう死ぬまで見れないだろうしね。

 

 

さて、

ゆっくり時間を使ったら、

次はいよいよ歩き旅第2部。

紅葉を堪能する旅へと向かいます。

 

後編へ、つづく。

|

« 京都旅の計画 | トップページ | 秋の京都、歩きまくり。 後編 »

コメント

おやまぁ?
Fumiさんもこの日、京都にいらっしゃったのですね~?
ワタクシも京都でしたが、ちょっとばかり西のほうでした・・・

お天気も今ひとつはっきりしない肌寒い日でしたが、
ご家族で紅葉を満喫したあとに、
なんですと! エルミタージュ美術館展!!
これは凄い~
滅多に見れないイイものを見られたようで、
秋の旅行にピッタリのポイントでヨカッタですねぇ~。
お疲れ様でしたぁ~

投稿: フレディ・M | 2012年11月24日 (土) 16時35分

秋の京都ですかぁ~いいですね(^^)

“お茶漬けのセット”はさすがに京都の気品が
 漂ってますねぇ
 
しかし、ご家族の皆さん高尚で、
引率してるFumiさんも楽しいでしょうね^^

あ~久々に行きたくなってきたー!です(^^)
あっ、三千院は必ず帰り路に立ち寄ります
が、あのクネクネと上る細い道と寺の庭が好きです””

投稿: RIN | 2012年11月24日 (土) 23時56分

フレディ・Mさん、こんばんは。

さすが京都、美術館は物凄い人混みでした。
イマイチなお天気で、もっと人が少ない事を期待していたのですが、
美術展に天気は関係なかった様です。^^;

芸術の秋♪とは言うものの、
やはり私は花より団子です。^^
旅は食べ物が醍醐味♪

あ、そちらはパワージェルとバナナばかり食べてたんですよね(汗)
42.195Km!!!
凄いです。

投稿: Fumi | 2012年11月25日 (日) 01時13分

RINさん、こんばんは。

三千院、私は門前は何度も行っていますが、
中に入った事は無いんですよ(笑)^^;;;
でも、三千院~寂光院、あの谷間の山里の雰囲気が大好きです♪

たかがお茶漬けですが、あんなに有り難く満足できるのは
『京都マジック』ですね(笑)
あ、いや、実際、本当に美味しかったんですが。^^;

家族も満足してくれた様で、良かったです。^^

投稿: Fumi | 2012年11月25日 (日) 01時20分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 秋の京都、歩きまくり。 前編:

« 京都旅の計画 | トップページ | 秋の京都、歩きまくり。 後編 »