仕事 功罪
数日前のことだが、
職場の後輩が 「昨日、彼女と喧嘩してしまって・・・」 と落ち込んでいた。
しっかりした御家庭で、親御さんと一緒に住んでおられる娘さんなので
仕事上がってから深夜に会いに行く訳にもいかない。
「そりゃぁ、大変やなぁ。
平日逢うのは無理やで、仲直りは週末まで無理やな。」
「はい・・・。」
苦笑いとも落胆とも、
何とも複雑な彼の表情に、とても気の毒な気持ちになった。
詮索するのは悪いと思い、深く立ち入っては聞かなかったが、
やはり、こんな生活が続くのが喧嘩の原因なのだろうか。
「俺はなぁ・・・独身時代は彼女が金沢住まいやったで、
逢えるのは当然週末だけやったぞ。
そんでも6年近く付き合ったなぁ・・・。」
そんな話をしてあげたが、果して少しは慰めになったのだろうか。
結婚して、家庭を持って、
主人としての役割がはっきりした今となっては、
『 残業 』 は、喜ぶべき事。
幸い私の職場では、頑張ることに対して正しく評価して貰えるので、
残業手当も休日出勤手当も、カットされる事無くちゃんと付けてもらえる。
父親不在、寝に帰るだけの様なこんな生活も、
妻は文句を言わずに受け入れてくれる。半分は嬉しい筈だ。
私にとっても、辛さ半分、遣り甲斐半分。
だが、
自分の事を思い返してみても、
結婚前は、
違ったなぁ・・・。
あの頃は、
自分の時間が何よりも大切。
『 逢える時間 』 が、全てを差し置いて最優先。
収入に関しては、今の様にシビアに考える必要が無かったし、
仕事そのものへの思い入れも特に無くて、
残業は嫌なだけだったのかもしれない。
終業の遥か以前から時間ばかりが気になって、
何度も何度も壁の時計に目が行って・・・
早く帰りたくて仕方が無かった。
うん。
そうだったなぁ。
彼もやっぱ、
今の生活が嫌なんだろうか。
金と時間では、
あの頃はやっぱ、時間が大切。
まあ、
こんな生活じゃ、辛いのは間違い無い。
よく頑張っていてくれる。
何とかして乗り切って、
彼女とゴールインして欲しいな。
『 彼女 』 が 『 妻 』 になれば、彼女の持つ価値観、優先順位も変わる。
きっと、君の、仕事への遣り甲斐も変わるよ。
で、
K君。
せっかく待ちに待った週末なのに、
申し訳ないけど、
明日も仕事頑張ってね。^^
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コメント
「よし!お前の仕事、俺がやっといてやるから今日は帰れ!」
・・・って、言う結末を期待していたのですが・・・
お忙しいのですねぇ~
投稿: フレディ・M | 2012年9月29日 (土) 17時30分
フレディ・Mさん、そ、そ、そそうですね


そうすれば私の好感度が・・・
あ、いや(笑)
そうか
すんまへん。
余裕が無いんです
投稿: Fumi | 2012年9月29日 (土) 23時53分