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2012年6月 9日 (土)

雨が降ると魚が獲れる

とうとう雨の時期になりました。

梅雨は鬱陶しくて嫌ですが、我が家の男子チームには待ちに待った季節です。

  

本格的に水が温み、田植えが済んだこの頃~夏前に掛けては、

フナ・タナゴ・モツゴ等々、身近な川に住む淡水魚の大部分を占めるコイ科を始め、

ナマズなど多くの魚が繁殖期を迎えます。

この時期、まとまった雨が降って川が増水すると、

流れの速い本流から支流へ避難することに加えて、繁殖行動を取る魚は

本流からどんどん離れ、田の脇の水路の様な小川へ遡って産卵する為、

『こんなちっちゃな水路で?』って場所でも、驚く様な大物が獲れたりします。

  

また、今からのち、卵から孵った当歳の小魚が水路を泳ぐ様になると、

それを捕食する魚種や他の生物も増えてきて、生き物の密度が上がります。

網を持って小川へ出掛けるのは、何が獲れるのか分らずワクワク・ドキドキ

本当に楽しい遊びです。

  

最近では、水の管理がし易い様に田圃と水路がコンクリートで区切られ

落差があって、川から田に魚が侵入することはあり得ませんが、

私が子供の頃は、水路と田は繋がっていました。

大雨で川が増水すれば田まで水に溢れ、

その翌日には、

水が退いた田圃の中を、大きな魚が背びれを出しながら泳いでいて、

それを追いかけて捕まえるのが本当に楽しみでした。

卵でお腹が膨らんだフナや鯉、1メートルに届きそうな雷魚、ナマズ・・・

そんなのを捕まえては、タライに入れて眺めたものです。

(今の日本の家庭にタライってあるのか?^^;)

  

昨今では希少だと言われるメダカも、

私が子供の頃は、主な生息地は田圃でした。

田んぼが本当に生物で溢れていましたから、

いっつも、網を持って田に入っては、「コラっ!」 「荒らすな!」 「踏むな!」

毎日の様に農家のオジサンやオバサンに叱られていました。

  

昨夜遅く~今日の昼間はシトシトと降り続く雨。

魚が獲れやすいのは雨が降った翌日。

おそらく、魚の移動が落ち着くのは今夜に掛けて~それ以降の気がするのですが、

昼間に水槽の掃除をして水の入れ替えなどをしていたら、

子供達も私の心中を察してソワソワし始めてしまい、

「さかなとり!」 「さかなとり!」 と煩い。

  

夕方近くになって、雨が治まりつつあるのを見計らって、

今シーズン初の出動♪

Img_3015   

残念な事に、

昨年までは土手の水辺で、芦が茂っていた様な水路が

手入れされて、綺麗になってしまっていて・・・

う~ん。 これでは魚の産卵に適した場所じゃ無い。

昨年までは毎年大きなナマズが見られた場所ですが、

きっと、こんな場所は、生き物に嫌われる。今年は期待できないかなぁ・・・。

最近は、昔よりも農薬の使用が減って、川の汚染も大きく改善されて、

水質的には、生き物にとって徐々に良い方向へ戻っているとは思いますが、

生物にとって大切なのは複雑な自然。

整備された単一の環境では、住める生物も単一的。

いくら川が綺麗になっても、子魚のゆりかごが年々減ってゆく現状では、

子供の遊び相手になる様な魚達は減る一方です。

  

さて、

最も簡単に獲れるのは、食用ガエル(ウシガエル)のオタマジャクシ。

Img_3010

そろそろ脚が生えていて、ピョンピョン飛び跳ねるオタマジャクシも居ます。

コレは子供達が大嫌い(^^;) とれても直ぐにリリース。

  

子供でも跨げるようなこんな水路で、

Img_3011

アッチで網を入れて待ち構えて、

コッチからバシャバシャぼって行くと、

わんさと獲れます。

Img_3013

この中から、欲しいものだけを選り分けてお持ち帰り。

あとはそっと逃がします。

  

獲れる魚の大半は外来魚のタイリクバラタナゴ。

佃煮にしようかと思う位、いっくらでも獲れます。

タナゴの繁殖には二枚貝が必要なので、

(タナゴは貝の中に産卵管を差し込んで卵を産み、貝の中で稚魚が生まれます。)

この近辺には相当数の二枚貝が生息しているはずです。

淡水の二枚貝といえばマシジミが直ぐに思い浮かびますが、

タイリクバラタナゴの繁殖に使われるのはカラス貝やドブ貝など大型のものです。

今度、貝をメインに採取・調査するのも面白そう。

  

帰宅して、バケツから水槽へ魚を移す作業が子供は大好き。

小さな網を片手に、金魚すくいみたいなモンです。^^

  

庭には水槽が三本あって、それぞれ使い分けています。

一番小さな45cm水槽はメダカ。

Img_3018   

中位の水槽はタナゴやその他の小魚。

  

60cm水槽には大物や種々雑多な魚が入っています。

Img_3021

フナ(ギンブナ)は、子供の頃から一番慣れ親しんだ魚。

Img_3035

クリっとした目が可愛くて、仕草も温厚そうですが、実は悪食で、

ある程度の大きさになると、小さなタナゴなど他の魚も一飲みで吸い込みます。

  

外来魚でちょっぴり忌々しいタイリクバラタナゴですが、

日本古来のタナゴ類と同じく、姿形が良いことは勿論、婚姻色が美しくて、

繁殖期の雄は特に、立派な観賞魚です。

Img_3029

夕暮を過ぎてから水槽の照明の下で撮った写真なのでイマイチ伝わりませんが、

赤~緑・青を含んだメタリックに輝く魚体は、まるで泳ぐ宝石です。

  

暫くで直ぐに人に慣れて、餌をあげると真っ先に水面へ飛んできます。

奥ゆかしさの無いこんな性格も、何だか外来魚って感じです。

  

魚採りも、

こうして一緒に水槽を眺めている時間も、

子供と一緒の楽しい時間。

幸せです。

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