文殊山 家族登山

久々に丸一日全員が揃う休日。

天気予報も良好だし、数日前から 「家族登山に行こうよ～♪」 って皆で相談。

満開のカタクリを見に行こう！ って訳で文殊山へ行くことにしました。

前夜からワクワクだった末っ子は５時に私を起しにきました（笑）が、

他の連中は急ぐ気全く無し。

ゆ～っくり起きて、朝食終えて、アレが無いコレはどこだと・・・ダラダラ準備。

買出しに寄って、おやつや何やら念入りに物色。

皆完全に遠足モードです。

なんと入山は １２：２０ になってしまいました。

南麓の 『 南井登山口 』 駐車場に車を停めて出発。

「あれなにーっ！？」

目の前に砂防堰堤があり、先ず男の子が興味を引かれて歩き始めます。

堰堤を右に見ながら林道を暫く歩くと、杉林の中に登山道が現れて、

「こんなトコのぼるんかぁ！」　「楽しそうやなぁ♪」

人工林の登山道なんて私にはそんなに楽しそうに見えませんが、

子供達は大喜びで進み始めます。

前回の家族登山の反省を踏まえ、注意点をよ～く言い聞かせてあり、

更に、登山口の『熊注意！』の写真付看板が効いた様で、

ちゃんと大人から離れ過ぎずに、飛ばし過ぎずに歩いてゆきます。

大きな岩がゴロゴロとある斜面です。

謂れなど、様々な看板があります。

　　

子供達、今回は分岐や目印になるものが在る場所ではちゃんと止まって、

後続を待ちます。

前回に引き続き、相変わらずスローペースなお母さん。

エネルギーが有り余っている子供達は、

追い付いて来たお母さんに休む間も与えず駆け出してしまいます。

まあ、頂上まで１Ｋｍ余り。大したこと無いよ。 がんばってね、お母さん。＾＾；

ほら、花でも見て癒されてね。＾＾

エンゴサクの仲間だね。

お、面白い樹皮の木だよ。

若い内に棘のある木が大きく育つと、棘の台座だけ残ってこんな皮になる。

これは何だろう？棘のある木・・・カラスザンショウかな？

母ちゃん！頑張ってぇ～！

このコース、序盤は急登が続きますが、

子供達を元気付けてヤル気にさせる秘策があります。

「この先になぁ～ヤマンバの洞穴があるんやぞぉ～！」

「えーっ！」　「なんやってぇ！？」　「どこー！はよ行こー！」

子供は単純です（笑） グングン登ります。

看板からもう少し先にそれはあります。

人が楽に入れる大きさです。

でも、想像が目一杯膨らんでいた子供達にはちょっと期待外れだったみたい。

次に子供の興味を引くネタは、

「もうちょっと行くとなぁ～おっきい岩の割れ目を通る道があってなぁ、

　良い子は通れるけど、悪い子が通ると岩が閉じてつぶされてまうんやぞぉ～。」

なんて話で釣りながら・・・

もうちょっとで尾根道に出るよ～

　　

人工林が雑木林に変わって、空が広くなってきたら

足元にはお待ちかね 『 カタクリ 』

「うわ～！ きれーっ！」

「いっぱいあるなぁ～・・・」

尾根道の両脇は、ず～っとカタクリが咲いています。

　　

辛さを忘れて楽しい道程を、奥の院へと向かいます。　　

岩の間を通る道。胎内くぐりまでやってきました。

向こう側を覗くと人が見えたので、「どうぞ～（＾＾）」って譲ったら、

４０人の団体さんでした。

長い待ち時間。　お嫁ちゃん、これ幸いと休憩です。

さあ、我々も

再び、カタクリ咲き乱れる美しい尾根道を歩いて・・・

三角点のある頂上

奥の院に到着。 

御参りしたら、 四方谷へ下るコースも数百メートル散策。

こちらもカタクリが一杯でした。

引き返して登り返し、

再び胎内くぐりを通って戻ります。

お花に癒されて、お嫁ちゃんも元気復活。

登ってきた分岐まで来て

下りて戻らずに、 今度は逆の尾根へと進みます。

　　

登りになってまた遅れ始めたお母さんが後ろの方で止まって何か言ってる・・・

「なに～っ？」 って、戻ってみたら・・・

「おぉ～～～！」

白花！

私は完全に見落としていた。お嫁ちゃんエライ！

初めて見た～。（＾＾）嬉しい♪今日一番の大収穫！お嫁ちゃんエライ！

他にも、スミレとか、イカリソウとか、ショウジョウバカマとか、春の花はいいね。

大文殊まで来て、１３：５０　お賽銭お上げして、感謝の御参り。

みんな良く頑張ったね（＾＾）   

遅くなっちゃったけど、お昼ゴハンにしよう。

お母さんが握ってきたオニギリと、やっぱ山ではカップラーメン♪

おやつを食べたり、コーヒー淹れたり、しばし大休憩。

お腹が膨れると元気復活。

男の子はじっとしていられず、周辺を駆け回って探検。

ふと気付けば、どんどん人が減っていて、残るは我々とカップルが一組。

お願いして集合写真を撮っていただいて

下山開始。　　

帰りは、展望台 ～ 室堂 を経て、大正寺の下山口を目指します。

相も変わらず、カタクリ満開。

大文殊から二上に向けて、この先暫くは広い道。

子供達も良い感じの歩き方を身に付けてきて、勝手に先へ行ってしまう事も無い。

仲良く歩いてくれる姿を後ろから眺めながら、

妻と二人でお喋りしつつ、子供に付かず離れずで歩く。

室堂までやってきました。

長男、落ちてた枝を拾って・・・

「チョッパー！」

ワンピース（アニメ）のキャラクターだって。

ほんと君は、何でも楽しむのが上手だね。＾＾

お堂前から細いシングルトラックへと分岐して、

私が大好きな雰囲気の、雑木林の中の道。

こんなトレイルが本当に大好き。

木漏れ日の中、こんな道ならいつまででも歩いていたいなぁ。。。

　　

こちらの斜面には 『 アオキ 』 が沢山ありました。庭木にも使われる木ですね。

アオキの花芽。

昨年咲いた花は、一年後には赤いこんな実。

急降下の階段を下れば榎坂の峠

古の道の切り通し。

雑木林は無くなって、つづら折、杉木立の道を下れば、

大正寺登山口に到着です。１６：００

お疲れさ～ん。＾＾ 良く頑張ったね。

後はみんなでお喋りしながら、

集落の中を南井の登山口目指して歩いて戻ります。

こんな場所だから我々の様な存在に慣れているのか、

二件居た庭先の犬が人懐っこくて、とても可愛かった。

田舎の風景・風情を楽しみながら・・・

　　　

１６：１６　南井登山口の駐車場に到着。

朝は気付きませんでしたが、

駐車場脇の林の中に 『 キクザキイチゲ 』 の白い花が沢山ありました。

最後までニクイ演出だねぇ。

里山みたいな低山だけど、魅力がいっぱい。

家族達もニコニコ大満足だ。

なんと４時間も遊んでいた。　

文殊菩薩？山の神？に感謝。

帰り道、女子チームのリクエストで、北鯖江ＰＡに寄って

皆でラブリー牧場のソフトクリームを食べました。

　　

めでたし、めでたし。

ありがとう。