天神講
(以下、2010年同月同日の日記より抜粋)
全国的には、天神 = 菅原道真候 の命日である25日にちなんだ行事として
毎月、各地の天満宮などで『天神祭』などとして執り行われていたりします。
1月25日は、いわゆる初天神といわれ、やや盛大に行われる縁日です。
また、天神講として特別な風習があるのは、
北陸地方で福井県、富山県
長野県の一部
島根県と鳥取県
愛知県豊橋付近の東三河地区 だけのようです。
我が福井県では、12月25日(しまい天神)か、
お正月にあわせて床の間を整えた際に
天神様の掛け軸をお出しし、
鏡餅は、この天神様にお供えする形となります。
そして、1月25日の天神講に焼きガレイをお供えして、頂きます。
これは、道真候が大宰府に流されていた時に、いわゆる『城下ガレイ』と呼ばれる
別府湾のカレイが好物であったことからだそうです。
天神様は、習い事上達のご利益があるとされ、
江戸時代の寺子屋でも拝まれていたそうです。
その為、お供えしたカレイを子供に食べさせます。
また、『天神様(掛軸)』は、長男誕生時の孫渡しとして
誕生後の初正月前に妻の実家から送られるものですから、
天神様を所有するのは、何人子供が生まれても、長男のみです。
男系男子の三世代同居(祖父・父・子)である場合は、お正月の床の間には
天神様の掛け軸が三幅掛かることになります。
(以上、コピーにて手抜きです)
夕食前に家族揃って床の間の前に正座して天神様にお参りします。
前列は私と長男、後列に次男と女性。
いつもの様に、お下がりのカレイには長男から順に箸をつけさせます。
当然、子供達は天神講の由来や意味など良く分かっていませんので、
例年、素朴な質問を受けたり、説明をしたりと会話が生まれます。
毎年この様にして行事を繰り返すことで、
知らず知らずの内に長男には自覚が芽生えてくるのかもしれません。
今年も、
私はお下がりの御神酒を美味しくいただきました。^^
めでたし、めでたし。
暫く床の間を休ませたら、
次はお雛様のお出ましです。
忙しや・・・。
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コメント
美濃ではないですね
地域によっていろんな家庭行事が有るんですね
今朝は少し雪が降りました
寒い朝です
ちょっと忙しさがぶり返しました
投稿: マサヒ | 2012年1月26日 (木) 07時11分
マサヒさん、こんにちはぁ。
私も岐阜では全く知らない行事でした。
結婚後、長男が生まれて初めての師走がやってくると、
嫁の実家から天神様の掛け軸が持参され、
それを掛けて正月を迎えるんです。
珍しいしきたりですよね。^^
こちらは北陸らしい雪になりました。
インフルエンザが流行っています、
お体気をつけて、程々に働いてください。^^
投稿: Fumi | 2012年1月26日 (木) 12時24分
しまった~~
昨年のFumiさんの記事を思い出し
天神講 そろそろだよな~?と思っていたのですが
過ぎていましたか
今年も天神さんにお供えは無しでした
来年は・・・・・・鬼が笑うか
投稿: taizo | 2012年1月28日 (土) 08時24分
taizoさん

あ、ありゃりゃ~『しまった』ですかぁ~
まあ私は、
日本全国酒飲み音頭みたいに、
『1月は天神講で酒が飲めるぞ~♪』ってインプットされてますので(笑)
絶対に忘れません。^^
ジュニア君の為にも、来年こそね。
投稿: Fumi | 2012年1月28日 (土) 22時57分