サンダーバード
地域群としては絶滅したと見られていた、白山のライチョウ。
が、実は、近年1羽だけ目撃されて、調査が行われていると
山のお仲間から聞いていた。
他の生息域は、新潟の一部、北アルプス、乗鞍・御岳、南アルプス、など。
場所的に考えて、他の生息域から遠すぎて、飛来はありえない・・・と思う。
何者かが他の生息域で捕獲したものを密かに放した?
あるいは・・・?
なんて思っていたら、新聞にこんな記事。
DNAの分析で、
他の個体群からの移入か?または独立した白山固有の固体群の生き残りか?
どこまで判明するのか楽しみに待ちたいです。
只でさえ絶滅が危惧されるライチョウですが、
温暖化 + 人間が出すゴミにつられ、高山帯にまでキツネやオコジョ、サル等が進入し
卵や雛の被害が拡大しているそうだ。
更に、
個体数が増えすぎていると思われるイノシシまでもがハイマツ帯に姿を現すなど
貴重な生息環境にとって良くない要因が増えつつある。
また、当然我々人間に大きな原因があると思われるのだが、
外部より持ち込まれたと推察される(本来そこには無かった)病気・微生物が感染し
皮膚病を発症しているライチョウが立山で確認されている。
この1羽が、移入ではなくて白山の個体群の生き残りであって、
更に、この1羽以外にもひっそりと生きていてくれるのが理想だが、
別の山域の個体群と比べて、種としての隔たりが無いのであれば
(遺伝子レベルで見ても同種と言えるのならば)
更にオスを放鳥するなどして、個体数の増加を狙ってみては?
などとも思ったりする。
しかし、そもそも70年も前から絶滅状態ということは、
白山自体に、個体群を支えられるだけの環境が残っていないという事だろうから、
繁殖を試みることに意味は無いのかもしれない。
やはり、ライチョウという一つの種よりも、
環境そのものの保護・保全(再生)が課題か。
登山者が多い=山の環境への負荷が大きい
自然を愛して山へ身を置く者にとって、
大きなジレンマだ。
難しい問題だなぁ。
とりあえず、
ライチョウちゃんを大切に見守りたい。
【今日の職場メシ】
帰宅したら、玄関にこんなモノ。
でた・・・(--;)
そろそろ球根がくると思っていたら、そっちだったか。
これだけの苗を植えるスペースは今の庭には全く無いので、
鉢を開けるなり、花壇を整理するなりしないといけない。
買うだけで世話しない彼女・・・ どうするつもりだろう。
とりあえず、知らん顔をしておく・・・。
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コメント
Fumiさん、おはようさんです♪
とはいえ、まだ外は暗いですが(笑)
白山のライチョウ、だれかが持ち込んだんでしょうね。
鳥って、雄がいなくても卵を産むんだよね。
はやく雄を世話してあげないと(世話焼きジジイ)
バッテラ、私の好物ですヨン♪
最近はパンジーよりビオラが好きです。
ビオラは色が豊富で、最近はパンジーに近い
大きさになってきたような気がします。
投稿: YAMA | 2011年10月30日 (日) 05時00分
YAMAさん、おはようございます。
早起きですね(笑)
パラパラと雨降ってますよー。
やっぱり持ち込みなんでしょうね(--;)
それでも、まあ、早く世話を焼いてあげて(笑)
増えると良いのに・・・って思います。
生息条件が非常に限定的なので、
トキやコウノトリのように飼育で増やすってのは難しいのでしょうね。
ビオラ、
雪の下になってもちゃ~んと枯れずに生きてるから凄いですよね。
今植えれば来年の春まで楽しめますね。^^
冬の間も花が見たいので、
鉢植えにして軒下に置こうかな(^-^o)
今からウ○コして、着替えて、出掛けます。
え?何処にって?!(笑)
投稿: Fumi | 2011年10月30日 (日) 05時44分
雷子ちゃんは北アルプスでは見ますが白山では見た事がないです
白山のライチョウって本当に生き残ってたのかしらと疑問を持っています
誰かが北アルプスから持ち込んだのじゃないかと真面目にずっと前から思っています
でも白山で生き残ってほしいです
山の問題は難しいですね
人が多すぎるのが一番の問題
自分は環境に優しくって各自は思ってるが実際は貴方が山に入るのが一番環境に悪い
分かっていても・・・
最近は北アルプスなどの人の多い山域には入らずに自転車も車もほとんど見受けられない峠ばっかりやっています
環境に優しいと無理に理由ずけ(^-^o)
今日は雨で久々に音楽を聴きます
投稿: マサヒ | 2011年10月30日 (日) 08時03分
こういった問題の根底には結局、人間側のオーバーユース、これにつきます。
自然保護や登山の他にも多くの人の出入りがあるとは思いますが
(白山に限らず)それぞれの価値観や利害が交錯する舞台でもあるということなのでしょう。
「サンダーバード」に権利があるとすれば、否、僕がそうなら、
「ほっといてくれま!拘束すな!!」というのが本音だと思います。
今回の件も、これからも人間側が決めた優先順位次第で色々に変化するものの対象なんだろうと思います。
投稿: ヤスジロウ | 2011年10月30日 (日) 08時47分
マサヒさん、こんばんは。
誰しも、
山が好きで山へ行くのだからと自分を許してしまいます。
林道だから問題ないのだと自分を納得させて、
半分びくびくしながら山道も走る。
私もそんな感じです。^^
無理に理由づけ・・・。
理由について悩むだけ、まだ健全ですよ。^^
自分の楽しみだけの為でなく、
自然への眼差しがあって、
それで山へ向かっている人は、
許されるべきであり、
許されるべき行いを自覚しているはずです。^^
投稿: Fumi | 2011年10月31日 (月) 01時46分
ヤスジロウさん、こんばんは。
オーバーユース。
耳が痛い話ですね。^^;
山へ入る者全てに責任がある。
それを自覚するならこそ、
それぞれが己の行いを律する必要がある。
それぞれの立場・利害、といった区別無く、
それぞれ皆が責任を自覚する必要がある。
理屈はさておき、
自然への愛が無い者は、そこへ立ち入る資格は無い。
自分はどうか?
結局、
どうにでも理屈付けが出来てしまうのです。
で、
ソコに、
その自分に、
後ろめたさは無いのか?
自分で自分を律して、
少しでも良い行いを目指そうと
そう努力する。
とりあえず、
それしか出来ません。^^
投稿: Fumi | 2011年10月31日 (月) 01時59分