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2011年10月16日 (日)

紅葉の赤兎山(前編)

今週末も山です。 

YAMAさんみっちゃん、と。

  

今日は『赤兎山』

その名に赤とつくだけあって、紅葉の美しさには定評があります。

福井県側、小原の林道奥からのルートと、石川県側からとのアプローチがありますが

今回は石川県側、

いつもの白山への入山と同じ、白峰奥から市ノ瀬へと向かう(県)33号線で向かい、

市ノ瀬手前、三ツ谷川の谷沿いへ進む林道へと折れ、

簡易バリケード(ロープ)を開け閉めして、車を進めます。

  

谷が三筋に分岐する箇所に少し開けた場所があり、

ここに車を停めて出発です。

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分岐する林道を先ずは右手側へと歩き始めます。

最後は左側の林道へと下りて来る、こんな周回コース です。

林道~登山道~小原峠~尾根~赤兎山山頂~

~赤兎避難小屋~尾根~杉峠~登山道~林道 となります。

  

AM7:53 出発

序盤は谷川に沿ったダートの林道歩きが続きますが、

奥の方の景色が色付いていて、わくわく感が高まってゆきます。

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が、今朝ギリギリまで結構な雨が降っていましたので、

林道が沢を横切る箇所には、かなり激しい溢流・越流。

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ここは足がすくわれそうな強い流れ、深さもくるぶしまで位ありそう。

暫し眺めて思案したら、道を外れて上へ巻いて、

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堰堤下の石の頭を飛ぶように渡渉。

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すんなり進めないのって、何か楽しいです♪

斜面を林道へ降りて、再び進む。

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雨上がり、

道も空気も湿潤。

陽が差すと蒸し暑いなぁ~・・・とか思っていたら、小雨になった。

午前中は不安定な天気。

雨天用の上着を着て、ザックカバーを掛けて・・・・暑い。

でも、見上げる斜面の美しさはどんどん増してゆく。

  

崩落箇所の砂防工事をしている場所まで来ると、

林道を離れ、登山道が川向こうに始まる。

いつもなら、チョロチョロの流れで楽に渡れるらしいが、

昨晩たっぷり降った今朝は、

意を決しての渡渉。

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写真では判り難いですが、流芯は水深が靴の遥か上まであり、水流も強い。

川岸や中洲を上へ下へと歩き回って、

飛び出た石の頭をたどろうにも、歩幅が足りない場所ばかり・・・

流れの中に大きな石を投げ込んだり、

かろうじで水面付近にある石の頭を足掛かりにしたりして、

結局、靴への浸水は免れず・・・ どうにか対岸へ。

  

川向こうから登山道が始まります。

『越前禅定道』

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美しい雑木林の登山道です。

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湿潤な森は歩き辛いですが、

水気を帯びた植物は色鮮やかで、水の流れる音と共に、素敵な道が続きます。

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少し登ると、『川上御前』 の祠があります。

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進めば進むほど、森の美しさが増します。

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沢から離れ、徐々に急登になって、AM9:44 小原峠到着。

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この祠は、過去にYAMAさん達が担ぎ上げて設置したそうです。

中には、お地蔵様とお不動さん。

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ここは福井側からとの合流地点。

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静かな登山道から一転、峠には複数の登山者の声が賑やかです。

やはり、アプローチの良い福井県側からの登山者が圧倒的に多そうです。

  

尾根道に出ると美しいブナ林が現れます。

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が、ガスが出てきて透明度の低い視界。

それでも、色彩が豊かで嬉しくなります。

    

廃道寸前?って思っちゃう道の分岐を過ぎ

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素敵な潅木のトンネルを抜けて、

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笹原の尾根道に出ます。

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程なく赤兎山(1629m)頂上。  AM10:20

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頂上からは素晴らしい眺望が楽しめるそうですが、

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今は全てガスの中。

早々に出発です。

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見えてくる景色は相変わらず只の笹原ですが、

やがて広い尾根になって、雄大な眺めになります。

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振り返れば、山頂の姿も大きい。

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先日の白山では大凶作だったナナカマドの実も豊作♪

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やがて、避難小屋が見えてきます。

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笹原の中を縫うように進み、小さな尾根を越えると、

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避難小屋がある台地には、高層湿原が広がります。

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赤トンボとか似合いそうですが、

これだけ涼しくなると、彼らは里へ下ってしまっています。

そう、赤トンボは秋に出てくると思われがちですが、もっと前、夏から居ます。

『渡り』をするのです。

夏は涼しい山の中。秋になると里へ移動します。

    

避難小屋の前はカラフルなウェアが花盛りでした。 AM10:42

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ほぼ全員、中高年です。 

それが山の現状。

若者!もっと頑張れ!もっとアクティブになれよ!!!

  

混雑する避難小屋を避け、

小屋奥の小高い場所で昼食にしまた。

  

再び雨が降りだし、風も少しでて、震えながらの休憩。

YAMAさん、コーヒーありがとう。

みっちゃん、柿ありがとう。

  

後編へ続く。

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コメント

洗い越しのような道と川と渡渉しての歩き 良いなぁ
少しガスった感じで良い風景ですね

中高年 今の登山者はほとんどが中高年ですね
アタイもそうだけど(^-^o)

最近はロードよりも登山ですね
登山は良いですね

投稿: マサヒ | 2011年10月17日 (月) 07時08分

マサヒさん、どうもぉ。

すんなり進めない、でも、その気になれば行ける。
そんな道はわくわくして楽しいですね♪

丁度尾根道に出る辺りでガスってきて、
ブナの森が幽玄な雰囲気で良かったですよ。^^

中高年の皆様、本当にお元気です。
で、どの方も活き活きと楽しそうです。
それに比べ、
白山でも時々出会う、一人で山へ来ているような若者は、
とっても内気そうで大人しいです。^^;

どんな人にも、
登山は良いですね。^^

投稿: Fumi | 2011年10月17日 (月) 23時21分

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