秋の白山ぐるっと(後編1)
大汝峰の上で、少々早いですがお昼御飯にしました。
コンロでお湯を沸かし温かいものを食べている皆さんが羨ましいですが、
今日の私は、それを見ていてもあまり食欲が湧きません。
食わなきゃもたんと思い、おにぎりとウィダーを無理やり腹に納めました。
YAMAさんが分けてくださった温かいコーヒーが美味しかった。
昼食後は、七倉山方面へと下り始めます。 AM 11:10
ハイマツ帯の中を抜けてゆき、
地獄谷が見渡せる場所。
(画像提供 ぴろぴろさん)
まるで大人の遠足ですね(笑) ナイスショット。
御手水鉢までやってきたら、お約束の記念撮影会です。
(画像提供 ぴろぴろさん)
お鉢の水には氷が張っています。
(画像提供 みっちゃん)
七倉のジャンクションまでは、ちょいと登り返したり、トラバースしたり、
『コケモモ』
七倉の辻 AM 11:35 小休。
(画像提供 YAMAさん)
右奥に見えるのは四塚山です。
遠目にも、頂上右手の一段低い場所に、石を積んで造られた大きな塚が見えます。
七倉の交差点を清浄ヶ原方面へと折れ、らくらく新道へと進みます。
急な下りが随所に現れます。
(画像提供 ぴろぴろさん)
基本尾根の上ですが、木々に覆われた道は湿潤で滑りやすく気が抜けません。
時折右手側に見える先程まで居た山の姿は、
登りに眺めた穏やかな山容から、
切れ落ちてゴツゴツとした荒々しい感じへと変わってゆきます。
清浄ヶ原が見渡せてくると、
こちらも南竜と同様に緑が美しく広がる世界。見ていて気持ちが良いです。
あの中へと下ってゆきます。
標高を下げるにつれ、ハイマツ~シラビソ~ダケカンバ~
単一種を中心とした樹木の植生が見事に移り変わります。
南域ではほぼ全滅だったナナカマドの実も見られるようになってきました。
ここでもやはり、葉は紅葉せずに枯れています。
右手側に見える景色は更に険しさを増し、
大汝~北弥陀ヶ原へと続く尾根にぐるっと囲まれた谷の先へは
おっかない落ち込みです。
登山道も、一部で右側がかなり切り立った場所を通ります。
道すがら、ゴゼンタチバナの赤い実が沢山見られました。
今年の山では貴重な赤。嬉しくなります。
皆、写真を撮っていました。
下るにつれてナナカマドの実も増えてきましたが、
相変わらず葉は紅葉せずに枯れてチリジリです。
疲れ始める後半、下り坂は本当に辛い。
湿潤な上に人の通りも少ない北域の道。
登山道上であっても岩には苔が生えています。
急坂はズルズル滑り、なだらかな箇所には水溜り。そんな感じの連続です。
何度もスリップをやらかしながら、
見返坂をやっつけて、岩間道の分岐、PM 1:04。
暫く歩けば小桜平が見えてきます。
険しく山深い場所に、ここだけがなんとなくのどかな雰囲気です。
近付くと、台地の真ん中に可愛い小屋。
この辺りから、ようやく紅葉らしい景色が見られるようになってきました。
小桜平避難小屋 PM 1:18
おやつ休憩です。
疲れが出始めている処へ下りの連続。
「脚にきてるわぁ~!」
「いやぁー、長かったなぁー。」
口々にそんな言葉が漏れますが、
室堂から下山口までの行程で ココが丁度中間点。
そう、本当に辛いのは、
まだまだこれからなんです。
秋の白山ぐるっと(後編2)へ続く・・・
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コメント
Fumiさん、こんばんはぁ。
昨日はお疲れ様でしたぁ!!
もう無茶苦茶ももが痛いです!!
おそらくあと2,3日は苦痛との戦いかと^^;
濃厚な1.5日だっただけにレポートも書き応えがありますね!!
今頃(後編2)執筆中かしら??
それにしても登りも下りも、Fumiさん速っ!!!
PS:ブログ軽くなりましたね!!^^
投稿: ぴろぴろ | 2011年10月10日 (月) 21時45分
ぴろぴろさん、こんばんはぁ
私もしっかりと筋肉痛ですよ♪
昨年のセンチュリー前の私の苦しみを少しでも味わって下さい(笑)^^;
はい♪今回は実に内容の濃い山行でした。
書き応えアリアリです。^^
後編2を書きにかかってから、ビールを飲み始めてしまい、
頭回らず、写真多目で誤魔化しました
P様も速!
一杯追い抜かしましたね(笑)
今回は、P様の元気を吸い取りながら、
徐々に元気になれました。^^
サクサク見れているでしょうか?^^;
投稿: Fumi | 2011年10月10日 (月) 22時26分