十七夜
今夜は、立待月(たちまちづき)です。
太陽を基準にした暦の1日は24時間ですが、月は平均24時間50分程。
軌道の位置関係などから、きっちりと一定ではありませんが、
月の出は、毎日だいたい50分ずつ遅くなっていきます。
十五夜 『 満月 』 は、太陽が沈むのと入れ替わりに昇ってくる。
十六夜は 『 いざよい 』
「いざよう」とは、躊躇う(ためらう)ということ。
日没後、『出ようかな、どうしようかな・・・』って感じで
少しだけ遅れて上がってくる月。
十七夜は 『 たちまち 』
日没後の黄昏の中を、「まだ上がってこんかなぁ~」って
立って待っていると、その内上がってくる月。
黄昏(たそがれ)とは、(誰そ彼)。あれは誰かな?ってのが語源。
つまり、夕暮れが進んで
人影があるのは分かるんだけど、少し離れてると顔がよく分からない位の暗さ。
街灯の無かった昔、
夕涼みをして立ち話でもしながら月の出を待っている情景が思い浮かぶ。
(たそがれ)と同意の語源に(かはたれ)=(彼は誰)があるが、
(かはたれ・かわたれ)は夕暮れの時間ではなく明け方の薄暗い時をさします。
何故そう使い分けられるのかはよく知りません。
明日は十八夜。『 いまち(居待ち )』
立ってると疲れちゃうから、座って待とうとの意。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
詳しいなぁ・・・
秋らしい写真だけどまだ暑いよね
今週いっぱいは暑くて来週からは雨続きで涼しくなる見たい
嬉しいかって言われると悩む(^-^o)
晴れて涼しい日って来ないね
投稿: マサヒ | 2011年9月15日 (木) 06時57分
Fumiさん、おはようさん♪
昨夜は月が綺麗でした。運転しながら
月見でした。それにしても、詳しいですなあ!
お勉強になります。人生の黄昏みたいな
変な使い方が多いような? まあ、私のことみたい
です(苦笑)
剪定をしたら、手足が痒いです。大きなイラガが
いました。
投稿: YAMA | 2011年9月15日 (木) 08時01分
マサヒさん、おはようございます。
月と古文の話は、高校の時に授業で教わった事の受け売りです。^^;
連休終わるまでは天気もって欲しいですねぇ・・・。
かなり怪しい予報ですが。(--;)
マサヒさんは次の休みもまたビゴーレでしょうね。^^
晴れて欲しいですね。
晴れて涼しい日は、あと3ヶ月程すると確実にやってきますョ。
投稿: Fumi | 2011年9月15日 (木) 08時35分
YAMAさん、おはようございます。
高校の授業で、古文の先生が
(たそかれ・かはたれ)と、月の名前を絡めて話して下さったのが、
その先生の話し方が上手で面白かったので、
見事に頭の中に残っています。^^
黄昏って、語源からいうと、一般的に想像される夕方の風景よりも
もっと暗くなってからの時間帯ですね。
娯楽の無かった時代の人々が、夕涼みのお喋りやお月見を楽しんだり、
昼間堂々とやることがはばかられる様な事を・・・(笑)
わくわく、ドキドキしながら逢引を楽しんだり、
夜這いなんぞへ・・・あ、それは夜か
秋は毛虫の季節でもありますね。^^;
我が家では蓑虫が大量発生中です。
投稿: Fumi | 2011年9月15日 (木) 08時47分
うわぁ、知らないことばかりだぁ!!
っていくら印象的だったとは言え、
ここまでインプットされてるって
やっぱりFumiさん賢い!!^^
週末の天気微妙です(TT;)
投稿: ぴろぴろ | 2011年9月15日 (木) 22時42分
こんばんは~~

ホントFumiさん色んなことに
お詳しいですね
凄く勉強になります
Fumiさんの日記からすると
満月・いざよい・たちまち と全て見ました
そして今晩
先程、ちょこっとお月様(いまち)を見ながら散歩して来ました!
どれも立派なお月様
見惚れてしまいますね
投稿: taizo | 2011年9月15日 (木) 22時45分
ぴろぴろさん、おはようございます。
古文の先生、
きっとそこそこ若かったと思うのですが、
文字にしか興味が無い文学少女が大人になった様な、
身なりもあまり構わず、地味でちっちゃい女の人でした。
でも、紫式部~江戸時代とかそんな時代の?文学などは本当に何でもよく知っていて、
その分野の事はとっても情熱的に話されるオタクみたいな人でした。
ドラマにでも出てきそうなキャラで、
彼女自身が一番印象的です(笑)
投稿: Fumi | 2011年9月16日 (金) 07時18分
taizoさん、どうもぉ。
海で竿振りながらお月見ですかぁ(^o^)
taizoさんは潮汐表とか普段から見て気にしてるんでしょうから、
満月とか新月のリズムが体に染み付いてる?^^;
私自身の気持ちに余裕ができたからか、
今週の月は、どれも本当に美しく見えました。
秋ですね~。^^
週末天気悪いですね~(--;)
投稿: Fumi | 2011年9月16日 (金) 07時27分
そんな「月」の話を訊いたら、
何やら 内裏の外れの一条戻橋へと
行ってみたくなってくるよ、、、。
古文の先生みたいな女性と京都を走りたい…。
投稿: ヤスジロウ | 2011年9月16日 (金) 22時14分
鴨川ホルモー通のヤスジロウさん、そうきましたか
一条戻橋といえば、私が真っ先に頭に浮かぶのは、
千利休の首が晒された場所(でしたよね?確か^^;)
陰陽師絡みだったり、暗いイメージ・・・。私の頭の中の知識では。^^;
なるほど、月夜は似合いそうですね。^^
あの古文の先生。
これだけ印象に残ってるってコトは、
思春期の少年を惹き付ける何かがあったんでしょうね。^^
今、どんな女性になってるのかな・・・。
きっと、あのまま、半分オタク少女みたいな気がする(笑)
投稿: Fumi | 2011年9月16日 (金) 23時13分