奥平29本目 山の集落
定時で仕事を上がっても、
どんなに急いでも、
西郷トンネルの峠越えがPM6:00位。
馬の里を過ぎて、奥平への道は既に薄暗い。
暗い道を走る事自体は慣れているが、
山道は、やはり怖い。
熊でなくても、
猪に襲われて命を落としている人、大怪我を負っている人は現実にいる。
日の出が遅くなり、朝練もまた・・・。
9月の大会を目標に、本格的に練習を開始したのが6月。
一番気合が入る、頑張りたい一ヶ月前のこの時期に、
日が短くなって、満足な練習が出来なくなるとは、全く思ってもいなかった。
想定外。いや、甘かった。
中々悩ましい状況だ。
朝の方がまだリスクが少ない気がするが、
今はラジオ体操の世話があるので、練習時間をかなり早くしなければならない。
どうしたものか・・・。
いつも通る奥平集落。
名前の通り、山奥にある僅かな平地に寄り添うような村。
とても私好みな雰囲気の場所だ。
Google マップ で見ると、こんな美しい場所。
集落と呼ぶことすらぎりぎりに感じてしまうサイズだ。
場所が場所だけに、なんとなくそんな雰囲気は感じられていたが、
A-FOCUSさんのブログで、かなり過疎の進んだ集落だと知った。
今は、ご高齢の方が4人お住まいなだけだという。
いつ消えるとも知れぬ限界集落。
そんな事実を知ったら、
急にこの村がいとおしく感じてきた。
ゲートまでのTTで、ここへ出る最後の登りは一番辛い場所。
激坂の上に集落が見えてきて、
それをやっつけて集落内のヘアピンを曲がり、スパート区間へ向かう時の
ダレそうになる自分と戦って喝を入れる、あの何とも言えない気持ち。
何度と無く往復し、これからも通うこの道。
いつもは素通りだけど、
今日は帰りに少しだけ止まってみた。
下半分が無くなったまま、放置されている案内看板。
奥深い豊かな自然に抱かれてきた土地を誇るためのものでしょうね。
人の気配は一応感じられる、夕暮れの村。
私が生きている内、そう遠くない将来に、
廃屋だけの村になってしまうのでしょうか。
また今度、
明るい時間に、写真でも撮りにこよう。
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コメント
グーグルマップの写真で見ると驚くような集落ですね
廃村になるのも時間の問題のような感じですね
でもこんな村に住んでみたいです
能郷黒津よりもずっと小さな村ですね
奥平の名前で平家の落人の部落のような気になります
写真撮影 是非行ってください
投稿: マサヒ | 2011年8月 2日 (火) 07時07分
Fumiさんこんばんは。
奥平町、Googlemapで見るとこんな感じなんですね、でも行ってみてきたとおりです。
いつのころからか知れませんが、延々と続いてきたこのような村がいまや風前の灯とは本当につらいですね。
僕も行ってあのおばあちゃんから話を聞かなければ何もわからないままだったと思います。
でもあのおばあちゃん(Mさん)本当に明るくて話が好きで、もっともっとたくさん話を聞かせて欲しいです。
僕もまた機会を見つけて出かけるつもりです。
投稿: A-FOCUS | 2011年8月 2日 (火) 20時27分
マサヒさん、こんばんは。
本当に小さな集落ですが、
代々の長い長い営みを感じさせます。
美濃の山奥にも、こんな場所が多くありそうですね。
そういえば、
沙羅林道から春日村へと下る道すがらにあった集落も
とっても素敵な雰囲気でしたね。^^
是非、写真に残しておこうと思います。
投稿: Fumi | 2011年8月 2日 (火) 22時14分
A-FOCUSさん、こんばんは。
今回の、A-FOCUSさんとおばあさんの縁は、
とっても貴重で素敵なものですね。
そうやって、御自分で足を向けて出かけられるA-FOCUSさんだからこそ得られたものですね。^^
おばあさんも、寂しい思いをすることがあるのでしょうか、
お話できて嬉しかったのでしょうね。^^
私も今度、
怪しまれないように気をつけて(笑)行ってきます。^^
投稿: Fumi | 2011年8月 2日 (火) 22時35分