今日は久々に Otuka さんと自転車。
今でも鮮やかに蘇る
初めて Otuka さんとご一緒させていただいた時の強烈な走りの印象と
その時にいただいた
「自転車は乗ったら乗っただけ強くなる」 「練習は裏切らない」 の言葉は、
今でも、時に私へ、頑張る力と『逃げない』事への勇気をくれます。
そしてその言葉通り、日々ストイックなまでの努力を怠らない人。
何と言っても、競技大会への参加が前提のトレーニングですから、私とは質が違う。
ご一緒するたびに素晴らしい刺激をくれる方です。
そんな Otuka さんがパートナーですから、刺激的なコースでした。
こんなコース
いつも利用する、琵琶湖博物館近くの駐車場を発着点に、スタート。

琵琶湖大橋で西岸へ


R477を西へ走り、徐々に上り坂になりながら
先ずは 『 途中越 』 と呼ばれる峠を目指しますが、ここで既にOtukaさんに離されます。
旧道からR367に入っての 『 途中越 』

峠を下って程なく、R477に右折し、『酷道』と名高い区間へ向かいます。
ダラダラ登りから始まった道は、道幅を狭めると共に超激坂へと豹変し、
シッティングでは登坂不能なレベルのつづら折が続きます。
Otuka さんは、振り向いて 「マイペース!」 とのメッセージを下さり、
あっという間に視界から消えました。
序盤でいきなり本日のメインディッシュです。気ぃ抜くと止まります。
必死の思いでやっつけると 『 前ヶ畑峠 』

コレを下ると百井の集落。のどかです。
そして、小さな集落を抜けると直ぐに、『 百井峠 』 への道が始まります。
美しく手入れされた杉林の道です。残雪が至る所にありました。

この峠をやっつけると、その向こうはジェットコースター。
急勾配の下り。荒れた路面に砂利が浮き、
フルブレーキングも・・・止まらん。 ブレーキング間違うと、間違いなくコケル。
もし今ブレーキワイヤー切れたら死ぬかも・・・とか思いながら、
どうにか(府)38号とのT字路に出て『やれやれ』と思ったら、
目指す鞍馬への道も似たようなジェットコースター。
ブレーキレバー握りっぱなし。
はあ、疲れた、着いた。『 鞍馬寺 』

街道沿いの家並みは、昔の面影が強く残っていました。
境内のソメイヨシノはまだ咲いていませんでしたが、周囲の山々の山桜は満開。
ここから少し下って、(府)361号を上り返すと貴船。
夏の川床が有名なところですね。
『 貴船神社 』


拝観料は要りませんので、お賽銭を投げて御参りしました。
道中も参道も境内も、やけにカップルが多いと思ったら、縁結びで有名なようです。
私にもご利益あるかな。
さあ、ここから京都市街へ下っても良さそうなもんですが、我々は更に山中へ。
(府)61号を北上するルートで、次なる峠を目指しますが、
そこへ至る道自体がダラダラ登り~アップダウンの繰り返しで、
ボディーブロー の様に効いてきます。
不法投棄地帯のようで、注意喚起の看板が多いですが、美しい渓谷も。

ここらでかなりやられてますので、暫く写真無いです。
『 持越峠 』 をやっつけて、更に 『 京見峠 』 へ。
ここは、峠の茶屋があります。

Otuka さん、表の縁台でお待ちかねでした。しばし休憩。談笑。
この峠を下ると、京野菜の産地として有名な鷹峯。
さて、ここからようやく観光モードです。
Otuka さんの先導で、とりあえず北大路を西へ折れ、金閣寺前を通って、
「おっ!見事!寄ろう!」 って止まったのが、石庭で有名な龍安寺の駐車場。
ソメイヨシノは既に葉が出始めていて、桜吹雪でした。

更に雪柳が見事だった。

次が 『 仁和寺 』 徒然草、仁和寺にある法師・・・の、あの仁和寺。

大きくて、立派な境内でした。 しばし散策。


一度は見てみたかった、有名な 『 御室桜 』 の林は、残念ながら未だ蕾。

それでも、広大な境内は、花・花・花・・・
ついつい奥のほうまで歩いて

敷物持参でお花見を楽しんでおられる方が何組かいました。

何本もある ミツバツツジ が鮮やかで美しい。

もっとゆっくりしたい気分でしたが、空腹もかなりだったので、街の喧騒へ戻ります。

昼食後、街を東へ移動しながら、Otuka さんが、
「錦市場近いから寄りましょう」 裏路地走って、

物凄い活気でした。
美味しそうな物が次から次へと目に入るんだけど、
思うように移動できない位の混雑で、自転車押す我々は流れに押されるだけ。
四条通を東進すると、鴨川近く辺りから、歩道に納まりきらない人人人・・・
大混雑です。歩道が詰まって車道を歩く人多数。
『 八坂神社 』 も交差点越しに眺めるだけで、近付く気にならず

桜の京都、週末、恐るべし。
逃げるように 『 知恩院 』

本当は、直ぐ隣の円山公園の桜も見たかったけど、人ごみで・・・やめた。
神宮道を北へ下って 『 平安神宮 』


もうちょい走って 『 黒谷 』


ここの境内でも、少しまったりと過ごしました。
裏路地の桜に後ろ髪を引かれながら、京の街を後にし、
さあ、本日最後の峠へ。『 山中(白河)越 』 『田ノ谷峠』
ヘロヘロリンです。
Otuka さんから千切れようと距離が開いたその時、
振り返って 「ファイトぅ!」 のエール!
嬉しかった。ヤル気が復活。自分でも『アレ?』って思う位、まだ脚が残っていた。
気持ちで限界をつくっちゃダメなんだ・・・。
必死で喰らい付いて追う!追う!
でも、ふと気付くと・・・ Otuka さんはアウター縛りだった。
『やっぱ、この人は凄いや・・・。』
すがすがしい気持ちで大津へ下り、
いつ来ても洗練された開放感がある湖岸のエリア。

近江大橋まで南下して、橋で東岸へ渡り、
強烈向かい風の中を、容赦無い Otuka さんの曳きで 30Km/h 以上巡航で北上。
最後だから、絶対に千切れまいと、全力で。
吐き気をもよおしながら、肺が痛くなりながら、ようやく帰着。
『ああ、本当に充実したライドだった。』

楽しかった。
本当に、本当に有難うございました。
本日の走行距離 113.45km
最近のコメント