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2009年4月30日 (木)

金沢へ

ゴールデンウィークの狭間に有給をもらった。

今日は平日。多くの一般人は仕事。

朝、子供達を学校へ送り出してからゆっくりと家を出る。

九頭竜サイクリングロード ~ 五松橋

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~鳴鹿堰 ~ (県)17号 ~ (県)112号 

荒土、野向を経て栃神谷でR157に乗り、北谷方面へ上る。

ここからはキツイキツイ登りが続く。

ボトルのドリンクが無くなってしまったので、

東山いこいの森を過ぎた「いわな屋」の駐車場に入り自販機で補給。

一気に県境の峠まで上がる。トンネル手前で記念写真。

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ココまで福井県。トンネル抜けたら石川県。

快調な下りで白峰村へ。

が、快調なのはこの辺まで。

手取川ダムのダム湖に沿って走る一本道のR157は、

とにかくトンネルの連続で危ない。

見通しが悪かったり、余りにも暗いヤツは、

歩道?的な路肩の段差上を押し歩きするが

幅がギリギリな上に、掃除などされていなさそうで

色々な物が堆積している。おまけにトンネル内の漏水でぐちゃぐちゃ・・・。

さらにこの部分は必ず側溝上になっており、所々フタが抜け落ちていたりする。

ダム湖を抜けるまで、想像以上に時間がかかり、

精神的にもかなり削がれてしまった。

ダムから一気に下り、「道の駅瀬女」で休憩。

丁度お昼。

レストランか売店は・・・と・・・休み!!

仕方なく手前の個人の店?でソフトクリームを買い、

カロリーメイトをつまみに食べる。

しばらくR157を下ると自転車道「手取キャニオンロード」に乗ることができる。

鉄道の廃線跡を利用した道で、

以外に一般道との交差点(踏切跡)が多く、注意が必要。

ペースも余り上がらない。

結局、その場のカンで、併走する一般道を使ったりした。

途中、手取峡谷が有るが、自転車道からはあまり眺望箇所は多く無い。

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加賀一の宮を過ぎてから、鶴来街道へ入る。

鶴来の街中は、古い時代の雰囲気が感じられて中々良かった。

インターロッキングかレンガ張りの様な舗装は、長距離後のお尻にはキツイが。

山に沿うように四十万まで走り、山側環状に乗る。

途中で寺町方面へ折れ、一気に金沢の街を横断し、ひがし茶屋街。

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ぶらぶらした後、国道を挟んで北方面へ行き

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「あめの俵屋」で土産を買い、主計の茶屋街へ。

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「暗がり坂」は丁度日の差し込む時間で明るく。

武蔵ヶ辻、近江町市場を経て香林坊~長町武家屋敷街へ。

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その後、犀川を渡って、にしの茶屋街へ。

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甘納豆「かわむら」でお土産を3種類程買う。

向かいの「検番(芸妓さんの事務所?)」からは稽古の三味線の音が聞こえる。

再び犀川を渡り、今日の宿へ。

快く、2階の部屋まで自転車を入れさせてくれた。

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堤防上のようなロケーションで、目の前が犀川の河川敷。素晴らしい。

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着替えて、軽くシャワーを浴びてから、中心繁華街へと歩くが、

長距離を走った後なので、体や足の裏がふわふわするような変な感じ。

街の雰囲気を堪能したら、簡素な食事を済ませて宿へ帰る。

カウンターの女性(宿の方)に近所の銭湯を教えてもらい向かう。

完全にネイティブな人々のエリアだ。下町。

ケロリン洗面器。鏡の手書き広告。

客3人。

一日の疲れをゆ~っくりと取る。

そしてまた、ふわふわと宿へ戻る。

まだ7時位だった。部屋に荷物を置き、1階のカウンターへ。

客は私一人、女性に生ビールを注文する。

カウンター内が一段低く、その向こうはガラス張りで犀川。

その向こうには寺町方面の一段高い町並みが見える。

いつもと同じ様に自転車で走ってきただけだが、

今日は完全に「あ~・・・。旅だ。」と思った。

呑みながら色々話していたら、

今日はこの後、宿の常連が3人程ココに集まって飲むから

「ご一緒に」とのこと。有難くお誘いを受ける。

9時近くになってようやく1人が来られ、

いったん部屋に上がり、シャワーを浴びて降りてくる。

(あ、そうか、今日は平日だ。みなさん仕事の後か。)

差し入れのお料理を勧められながら呑み、話をしていると

なんと、この方も福井の人だった。

その内更に2人増え、宿の女主人、働いておられる女性と

皆で呑み、更に楽しく過ごさせていただいた。

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途中、女主人がシェイカーを振ってマティーニをサービスしてくれたり、

わざわざ特別なグラスを出してきて、ワインまで「オゴリ。」と・・・。

本当なら仲良しだけで過ごすお時間だったのだろうが、

よそ者の私を、快くお仲間に入れていただき、

料理やお酒までご馳走になってしまった。

本当にありがとうございました。

良い思い出ができた。

日付が変わる一歩手前で部屋に上がり、瞬時に眠りについた。

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